2009年2月2日月曜日

【怪獣・SF映画特集】怪獣総進撃


東京国立近代美術館フィルムセンターで、2009年1月6日(火)から2月22日(日) の期間、【怪獣・SF映画特集】が催されている。
先日、その中の1本『怪獣総進撃 』を見た。
怪獣さんが出るは出るは、ゴジラ、モスラ、ラドン、ミニラ、キングギドラ、アンギラス、バラゴン、クモンガ、バラン、マンダ、ゴロザウルス。
怪獣オールスター総出演、怪獣の幕の内弁当状態の1時間半、見終わった後は、怪獣ごちそうさまでした。
時は20世紀末、すでに月に基地が出来ていて、月の基地から、小笠原の島の地下基地に電話がかかってくる。
その時の、取り次ぎ役のセリフが凄い。
「月から長距離電話です」
たしかにかなりの長距離ではある。

ここフィルムセンターは、通常はおじいさんの常連客が多く、上映中に大いびきの観客がよくいる。
どのくらいおじいさんかというと、戦前の映画を見て「子供の頃見たよなあ」と語り合うくらいの年齢である。
しかし、今回の【怪獣・SF映画特集】では、いつもの常連爺さん達の姿はほとんど見ない。
この特集の映画が封切られた頃、おじいさん達は働き盛りで映画なんて見る余裕もなく、したがって怪獣映画になんの思い入れもないからだろう。
そんなわけで、いつもの観客と違い若い男女の姿も目立つ。
これなら客席で大いびきなんてこともないだろうと思っていたら、同じ列に座った30代男性が上映前にいびきをかいて眠り始めた。
上映開始後は起きるだろうとたかをくくっていたら、上映を開始しても大いびきをかいている。
いつものおじいさん達と違って若いだけにいびきの音量も大きい。
しかし怪獣映画だから、怪獣の声に消されてそんなには気にならない。
とは言うものの、怪獣が出ない静かなシーンでは、場内に高らかにいびきが響き渡る。思わず周囲の人が振り返ってこちらを見るくらいだから、かなりの音量というのがわかるだろう。
結局、彼はほとんど眠っていたが、映画を楽しめたのか気になる。
しかし、老いも若きも大いびきの輩が出没するここフィルムセンターには、何か人を眠らせる魔物でも棲んでいるんじゃないだろうか。

1 件のコメント:

  1. 先月ワタシは、フィルムセンターで、「JAL空の旅」というPR映画観ましたよ。65年、ジェット機導入の時作ったカラーのヤツで、香港、台湾、東南アジアを回る内容でした。CV880(DC-8の前のジェット機)とか香港啓徳空港とかタイガーバームガーデンとか出てきて、いい感じでしたよ。

    怪獣総進撃といえば、典型的60年代チックな宇宙船とか兵器とかが出てくるヤツですな。

    柘榴茶碗

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