2011年1月18日火曜日

博ボラ日誌その30 「とーはくナビ」を試してみた


きょうは閉館後にボランティア活動があったのだが、ちょっと早めに行って「とーはくナビ」を試してみた。
専用アプリをインストールしたXperiaを貸し出す方式なので、アンドロイドユーザが自分のアンドロイド機を持って行っても使えない。
というわけで、愛用の iPhone と比べてどんなものなのかレポートみたいなものを少しばかり。

このアプリの売り文句は【来館者の位置情報に連動して自動再生される博物館ガイド】。
こう言われると、対象作品の前に立ったら位置情報を取得して説明がされるのだろうと思ってしまうが、そんなアプリではなかった。
実際には、メニューから自分で作品を選んでムービーを再生させるだけのもので、作品の前じゃなくてもムービーは再生できる。
ということは、作品の前で、別の作品のムービーを再生してしまう事態も考えられる。
実際にやってみたら、何回か別の作品の解説ムービーを再生してしまった。
これって、ほんとに位置情報に連動してるんだろうか?
現状は、作品ごとの解説ムービーをユーザが手動で再生するだけのものとしか思えないんだけど、使い方がまちがっていたのかしらん。

アンドロイド機は初めて触ったのでよくわからないのだが、アンドロイド機はフリックやワイプインアウトができないわけないよね?
しかし、きょう使ったコレはフリックやワイプインアウトが効かない。
画面移動はどうするかというと、矢印をタップして画面がきりかわるのだ。
矢印で移動なんてかっこ悪すぎる〜。
スマートフォンを触ったことない人でも扱いやすいようにとの配慮だろうが、使ったことのない人は、このアプリのムービー再生でも、てこずるのではないかと思う。
逆に、iPhoneアプリに慣れている人は、フリックもできないなんて...とイライラが募る。
じゃあ、いったい誰が楽しめるんだろうか、わからない。

今、楽しめると書いて気がついた。
このアプリ楽しくないんだ。
まずは画面を指であれこれ触ってみるというのが楽しいのに、このアプリにはそれが全然ない。
せっかく博物館にやって来て、楽しもうと思っているのに、これじゃあ気分が盛り上がらない。
それに博物館来訪者は、老眼世代も多いので小さい文字は読みにくい。そんなユーザこそ、画面が拡大できればとても助かるのに、このアプリにはそれがない。

アプリで公開するなら、ハードを貸し出すんじゃなくて、ダウンロードして使うほうが便利だと思うが、何かオトナの事情があるのだろうか。
アンドロイドだけでなく、iPhoneアプリもぜひ利用出来るようにしてほしい。
なんか、期待が大きかっただけに、失望感も大きいというのが結論なのでした。
おまえが期待しすぎたんだよと言われそうですが、そうだったかもしれません。

とは言っても3月31日まで無料で利用できるので、トーハクに行ったらお試しあれ。
本館1階入り口付近に受付デスクがあって、名前と電話番号を記入するだけで貸し出しがOKになる。
オネーサンが、しどろもどろ気味に説明してくれるので、あまりこみいった質問はしないように。

1 件のコメント:

  1. 補足です。
    ボクが試したのは、法隆寺宝物館鑑賞コースと建物めぐりコースだけなので、もしかしたら他のコースだと、今回のレポートもどきとは印象がちがうかもしれません。
    ぜひ、ご自分でお試しください。
    ものは試しですからね。
    おすすめします。

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