2011年9月6日火曜日

博ボラ日誌その42 鳥取県で出土した経筒


博物館ボランティアは、館のスタッフではない。
しかし来館者から見れば、首からなにやら札をぶら下げて立っていれば、ボランティアも館のスタッフも同じようなものらしい。
そんなこんなで、先週、突如あるオジさんに話しかけられた。

「鳥取県出土の国宝の経筒がここにあるはずだが、どこにあるかね?」
う〜ん、そう言われてもよくわからないので、e国宝で検索してみるが、ヒットしない。
トーハクが所有していても必ずしも現在展示しているとはかぎらないと説明したが、オジさんは納得しないので、考古展示室の場所をご案内してなんとかその場をしのいだ。
数十分後、オジさんがまたやってきて、「展示してあったよ」と報告をいただいた。ついでに考古品についてのお話もいろいろ伺い、なんとか持ち場交代の時間になって一安心。

オジさんに教えてもらい、はじめて知ったが、経筒というのは、文字通り、経を入れておく筒である。
休憩時間に考古展示室に行って確認がてらiPhoneで撮影したのがこれ。
中に経が入っているかどうかは確認できなかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿