2011年10月3日月曜日

博ボラ日誌その45 単眼鏡のススメ



美術館や博物館に行くと単眼鏡を手に展示物を見てる人いるでしょ?
なんだか、昔のドアの鍵穴から、部屋の中をのぞいているようなアレです。
鑑賞している本人は、熱心な美術愛好家なんでしょうが、ちょっとデバガメみたいな気がしないでもないですがね。

博物館ボランティアでフロアに立っていると
「単眼鏡使ってもいいですか?」
と訊かれることがある。
もちろんOK!
ここトーハクは単眼鏡だけでなく、写真撮影もOKの展示物が多い。
作品だけでなく、建物自体を撮影する人も多い。
映画や雑誌などの媒体の撮影にも、使われることもある。

で、話は戻って、この単眼鏡というしろもの、老眼になって近くが見えにくくなった世代にはとても重宝する。
倍率はいろいろあるが、そんなに高倍率は必要ない。
倍率が高いと、手ブレで見にくくなるので、倍率は4倍くらいで大丈夫。
これをポケットに忍ばせておいて、お目当ての作品を発見したら、すかさず単眼鏡を取り出し、じっくり見る図は、なかなかきまっている(と本人は思っている)。
ただし、浮世絵美人版画の肌のキメを鑑賞するのはいいが、その作品を見るきれいなオネーさんの肌を、この単眼鏡で観察するのはモンダイがあるのでやめましょう。

1 件のコメント:

  1. そうか、単眼鏡ってそんな使い方があったのか!

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