2011年12月11日日曜日

貸本マンガの時代、川崎のぼる&ビッグ錠


貸本マンガ自体には、あんまり記憶がない。
少年マンガ雑誌も月刊誌から週刊誌に変わった頃にマンガに夢中になった世代だから、今回のゲストの川崎のぼる氏はヒーローだった。
今回は、さらにビッグ錠氏も加わる豪華版で、全4回の講座の最終回になって、はじめて足を運んだ。

この講座「貸本マンガの時代」は、江東区森下文化センター講座の一環なので、料金を払うと受講証なるものを渡される。
かといって、内容はいかめしいものではなく、漫画家を招いて2時間ぶっ通しで語ってもらうもので、いたってなごやかな雰囲気につつまれている。
雑誌の予告では貝塚ひろし作だったものが、次の号で実際に掲載されたのは川崎のぼる作で、しかも別のペンネームになっていたのに本人が知らなかったなど、興味深い話が尽きない。

今回はじめて、ビッグ錠氏のお姿を拝見したのだが、なんだかイメージと違い、もの静かで理知的で、大学教授風なのが驚きだった。
もっとも、氏に抱いていたイメージが、釘師サブやん、庖丁人味兵の主人公のイメージだから、読者の勝手な想像にすぎないのではあるが。
でも、ついつい作者と主人公を重ねてしまうのは、読者のサガというものでしょう。
まわりを見渡しても、作風と作者が一致していることは少ないような気がする。
かくいうワタクシも、ほのぼのした作風なのに、本人はちっともほのぼのしてないんですね〜、などと言われることがある。

2011年12月11日
森下文化センター2階多目的ホール

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