2011年7月29日金曜日

アップルからいろんな言語で感謝の言葉


ものすご〜く久しぶりに、アップルのピックアップ&デリバリー修理サービスを利用した。
その後Webでのアンケートに答えてよ、というメールが来たので、それに記入したら最後に現れたのが、このいろんな言語の感謝の言葉。
僕は五つしかわからなかったけど、国境なき外国語学習者のHさんならもっとたくさんわかることでしょう。

それにしても、ピックアップ&デリバリーで一番感心したのは、何も梱包せずに本体だけを黒猫ヤマトさんがとりにきてくれて、サッと回収してくれたこと。
以前は回収業者は福山通運さんだったように記憶しているが、こんなにシンプルだったかどうかは定かではない。
ピックアップ&デリバリーサービスがなかった時代は、本体購入時の箱と詰め物も用意しておかなければならなかった記憶がある。
狭い部屋に段ボールと緩衝材がゴロゴロしていて邪魔で困ったもんだった。
もっとも、今は購入時の箱も小さくなっているから、そのへんに置いておいてもそんなに邪魔にはならないかも知れないけど。

2011年7月24日日曜日

編集部から工程表


トーデンの工程表よりは、256倍信頼できる工程表が編集部から送られてきた。
ページ数は約400枚だが、締め切りははるか先のノンビリした仕事なので、余裕しゃくしゃくで工程表を眺める。
これまでの何度かの打ち合わせで、春先の発売ということは、両者は理解していた。

しかし、打ち合わせ中に時々「あれっ」と思うことがあった。
作画はタイトですけど…という担当者はおっしゃる。
そうかなぁ、いくら遅筆でも再来年の春発売なら、来年の年末あたりが締め切りとして、そんなにタイトとは思えないけどなぁと、胸騒ぎおぼえつつ汗ばむワタクシ。

春とはいっても、いつの春なんだろう、今はもう夏だし、来年一年がんばって再来年春発売だよね~。
工程表をじっくり見ると、そこには発売2012年春と明記してある。再来年じゃなくて、来年!
あっ、これはタイトです。
ああ、ホ~ミ~タ~イ♫

2011年7月13日水曜日

MacOSXになって初めてのシステム再インストール

MacOSXの Cheetah、Jaguar、Tiger、Leopard、Snow Leopard と使い続けて約10年、先日MacOSXになって初めてのシステム再インストールをした。
システム再インストールは、漢字トーク7の頃以来かも。

ある朝突然に、起動時に歯車が回り続けまったく反応がない。
パワーボタン長押しで強制終了はできるので、まずはそれで振り出しに戻す。
周辺機器を全てはずして起動を試みるもやはりダメ。
またまたパワーボタン長押しで強制終了して、次は定番のPRAMクリア。
起動時に「Command + Option + P + R」キーを同時に押し続けてみるが、2回の起動音後、やはり起動せず。
次はセーフモードで起動してみる。
起動音が聞こえたら、すぐに「shift」キーを押すだけなので、PRAMクリアに比べたら指がラクチン。
なにやら修復しているようなので、これでOKかと喜んだのもつかの間、やはり起動せず。

もうこうなったら、ターミナルモードでコマンドラインがどーたらこーたらの世界に挑戦することを決心。
その前に念のためアップルのサポートに電話したら「その症状ならシステム再インストールです!」と力強いアドバイスをいただいたが、そんなのはボクでも言える…。
で、ターミナルモードでなんとかしたいんだけどと相談したら、なんかモゴモゴ言っている。
あの〜アップルとしてはターミナルモードは推奨しないんですかと聞いたら、「はいそうです」とのお答え。

で、いつもMacのトラブルで困っている人に対しては気軽に「チミチミ、そんな時にはシステム再インストールで一発解決じゃよ」と言ってるのに、いざ自分のことになるとグズグズと先送りにする優柔不断さをあらためて実感しつつ、重い腰をあげてシステムDVDを探しはじめるる真夏の昼さがり…。
DVDを入れて起動時にCキーを押すのは昔と同じだが、現行Macはキーボードがワイヤレスなので、Mac本体を起動する前にまずキーボードをスリープから起こし、Mac本体のパワーボタンを押し、次にCキーを押しみごとに起動。
しかし再インストールは時間がかかるしなんとか避けたいな〜と、アクセス権修復を試みるも、修復後も起動はせず、ついにシステム再インストールを決断。

あれから数日、まだなんとなく挙動不審なので、システムは終了しないで何日もスリープで使い続けている。
しかし、こうなった原因がまったく見当たらない。
強いて言えば、この数日前に次期OSのLionのことをあれこれ考えていたくらいしか思いつかない。

2011年7月3日日曜日

さあ、気ちがいになりなさい

早川書房から出ている、異色作家短編集2が、このフレドリック・ブラウン著『さあ、気ちがいになりなさい』。
邦題に「気ちがい」の文字が堂々と入っているのも、いまどきの過度な差別用語自粛(萎縮かも)ムードの中では清々しい。
ちなみに原題は、「Come and Go Mad」。
よくできた古典落語の、それも前座さんがやるような軽めの噺を、熟練の師匠がさらっと演ったような、粋な一冊。
12編の収録作品のうちいくつかは、往年のボーイズライフ誌で読んだような気がするが、単なる勘違いかもしれない。
ボーイズライフは1960年代中頃の雑誌で、それより以前の海外SFが掲載されたと記憶しているから、フレドリック・ブラウンの作品があってもおかしくはない。
訳は星新一。これだけでも読む価値あり。

収録作の中で、このご時世だからか印象に残ったのは「電獣ヴァヴェリ」。
いろいろあって、地球上から電気がなくなる物語。
原発推進勢力が昨今大合唱する停電の脅かしどころじゃなくて、電気そのものがなくなる世界はどんなところになるかというのがキモ。
その結果地球滅亡なんてことはなくて、なんとも牧歌的なオチでほのぼのしてしまうのがブラウン作品らしくて良い。
尚、よっぽど地球滅亡の原因になりそうな原発を食ってしまう原発獣が出てくる作品はありません。
ここはひとつ、現実に出てきてほしいもんだが…。