2012年7月11日水曜日

博ボラ日誌その56 お猿から母子埴輪に


先週久し振りに博物館ボランティア活動をしにトーハクに行ったら、かなり展示物が新しくなっていて、館内をキョロキョロしながら歩き回ってみた。
今は特別展はやっていなくて総合文化展だけだが、新館には等伯、光琳、蕭白、又兵衛、華山、大雅etcと豪華ラインアップの面々が続く、それに白隠さんもあったような気がする。
これに負けじと、平成館の考古展示室もかなり展示が変わっていた。
「動物埴輪の世界」と銘打って、馬や鵜や猪などの埴輪が展示されている。
それらの埴輪も面白かったが、目にとまったのがコレ。
以前はお猿の埴輪が展示してあったコーナーに、子供を背負う女性が横顔を見せている。
なんだか空を見上げているような、背負われた子供もかわいい。
思わず足をとめて見入ってしまった。
この母子(たぶん)はどんな思いで生きていたのだろうか。
当時のマツリゴトをする人たちは、「民の生活が第一」と思っていたのだろうか。
たぶん現代と同じように、あれやこれやいろいろあったんだと思う。
でもゲンパツなんていう馬鹿げたものはなかったはずだから、心は安らかだったかも知れないな…それにやっぱりこの時代はノーブラだよな…などと考えつつ、埴輪をぼーっと見るのも楽しいもんだ。
ここんとこボランティア活動出席率が悪いので、次回に行った時にまだ展示中かどうかはわからないが、また行ってみようっと。

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