2013年10月29日火曜日

やっと出たよ!電子書籍版『ウクレリアンの極み』



出るよ出るよといいながら、何年もたってしまった電子書籍版『ウクレリアンの極み』が、eBookjapanから先日やっと出ました。
初出は月刊ラピタ(小学館)のホームページに、2002年4月6日から2006年9月28日まで毎週更新されたものです。
当時、本格的ウクレレ4コマ漫画をという意気込みをもって描いたもので、なんとこの作品のためにペンネームも新しく作ってしまいました。
その名はODA-SAN(オダサン)。
そう、天才ウクレレ奏者OHTA-SAN(オータサン)にあやかったものでした。
このペンネーム、なんだか気にいってしまい、当初はこの作品だけのつもりだったのに、その後iPhoneアプリやアンドロイドアプリを作った時も使ったりしています。

『ウクレリアンの極み』連載時は、ウクレレに関する短文と、それの挿絵替わりの4コマ漫画という構成でしたが、今回の電子書籍版『ウクレリアンの極み』は、それの4コマ漫画部分だけを抽出して、いくつかの新作も加えて一冊にまとめたものです。
もともとWebだけの公開で、その後も紙媒体では発表していませんから、このようにまとまった形になったのはこれが初めてで、作者としても喜ばしいかぎりです。

しかし、さァやろうと取りかかってから足かけ三年、こんなにもかかるとは夢にも思いませんでした。
Web用のデータがあるんだからすぐに電子書籍版は出せるのではと、お思いのあなたの推測は間違っていません。
ただひとつ落とし穴がありました。
連載当時は、まさか電子書籍版が出るなどとは思っていなかったので、低解像度データしかなかったのです。通信環境も今とは違いますから、できるだけ容量を小さくしようと工夫していた時代です。
電子書籍化するにはもっと高解像度の画像が必要なのです。
そして出した結論は、全ページ高解像度のデータを自分で作り直すというものでした。
その過程であれこれ加筆したり修正したりするうちに、いつしか時は過ぎ、このたびやっと日の目を見たのでした。

連載開始から10年以上経過した作品に接して楽しかった点もあります。
それは、内容を忘れている漫画がかなりあり、作業をしながら、このオチ面白いではないかと、文字通り自画自賛することがよくあったことです。
そんなわけで、作者がこんなに楽しんだのだから、読者が楽しめないわけがありません。
どうぞ遠慮しないで、電子書籍版『ウクレリアンの極み』を楽しんでみてください。

2 件のコメント:

  1. 0021
    先生ホントにがんばってますよね~
    お会いして話したいです。

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  2. 老骨にムチ打ってがんばっておりまする〜

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