2016年1月31日日曜日

キューバ映画特集で『公園からの手紙』

1988年製作の映画で、物語の舞台は1913年。
でも、今見ても全然古くない。
いつの時代でも理解出来るシンプルな恋愛悲喜劇だから。
恋におちた男女のそれぞれが頼んだラブレター代書屋さんが同一人物で、なんと代書屋のオジサン詩人が、娘に恋してしまうというもの。
この髭もじゃ詩人、筆だけでなく弁も立つ。
で、なんだかんだあって、ラストシーンでは娘がハンカチを右手に握りしめて代書屋のもとにやってくる。
実はこれには伏線があって、オジサン詩人が娘にいろいろと恋のレクチャーをしていたのだが、その中のひとつにハンカチ云々というものあったんですね。

映画が終わり場内が明るくなり始めた時の、後ろの席の中年カップルの会話。
女性「ロマンチックなお話ね」
男性「ふ〜〜〜ん」(鼻息まじりで)

そんな映画でありました。
東京国立近代美術館フィルムセンター大ホールにて。

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