2017年4月25日火曜日

MacBookProとレンガではありません

昔、PowerBookの巨大なACアダプタは「レンガ」と言われていたんじゃ…なんてのははMac界の古老がよく口にするセリフ。
MacBookProの上にあるこの黒い物体は、レンガではなくて無印良品の充電ラジオ
MUJI良品メンバー限定10%オフで入手してみた。

レンガとしては小さいが、ポケットに入るほどではない。
ラジオとしては、スイッチがつかいにくいし、暗い場所では液晶画面が見えないし、充電用手回し部分が華奢でこわれそうだけど、そこに置いてあるだけで楽しくなるラジオです。

側部のLEDライトの下には災害時に使うかもしれない非常用ブザーがある。
取説には「非常に大きなブザー音がなります。近隣の方々へのご迷惑にならないようにご注意ください」とある。
果たしてどんな音なのかまだ試していない。

この非常用ブザー、地震で埋もれてしまった時に役立つかもしれないが、ゲンパツ事故に対しては無力でしょう。
なんだかんだあっても、3.11以来こんな心配ばかりしています。それなのにまだゲンパツ大好きという人がいるのが、どーしても信じられない。嗚呼!

2017年4月24日月曜日

紙雑誌からデジタル雑誌

雑誌はリアル書店で買うことにしている。
ふと立ち寄った町の小さな本屋さんで、お目当ての雑誌はどこかなとキョロキョロしていたら、背中に視線を感じた。
振り返ると店主らしき人の鋭い目がこっちを見ている。
万引き防止の観点か、なにやら店内を常時睥睨しているようで、客としてはあんまりいい感じがしない。
そんなわけでそこでは買わずに別の書店へ。

今度は比較的大きなチェーン店。
欲しい雑誌もすぐ見つかりレジを目指す。
ところが、そんなに客もいないのに接客がモタモタしていてなかなか順番が来ない。
元々列に並ぶのが嫌いなので、もういいやと、買おうと手にしていた雑誌を元に戻して外に出た。

そうだ!いまや雑誌もネットで買える時代だ、ということにいまさらながら気付いた。
今まで紙の本や電子書籍をネットで買ったことはあったが、デジタル雑誌を買ったことはなかったので挑戦することにした。
Kindle版でお目当て雑誌のお試し版があったので、早速ダウンロードして内容を確認後、いざ本体を買おうとしたらなぜかうまくダウンロードできない。べつの無料版の本はちゃんとできるのに有料ができないとはどーゆーこっちゃ?

こんな時はあれこれ試行錯誤してもドツボにはまるので、すぐにKindle版はあきらめてeBookJapan版で買うことにした。
で、Mac版eBookのリーダーを起動して、無事にダウンロードも決済も完了し、表紙が表示されてメデタシメデタシ…とはいかずに、またまたトラブル。
本文を表示させようとしたら、何度やってもeBookのリーダーが強制終了してしまうのだ。
とりあえずサポートにトラブルに関するメールを出しておく。休日は即返答はないそうなので、対応を待つことにする。
それが昨日のこと。

その後ふと考えた、購入は成功しているはずだから、これはビューワーの問題ではと。
そこでiPhone版のビューワーを起動したら問題なく表示ができて、今度こそメデタシメデタシ。
Mac版eBookのリーダーでうまく読めなかったのは、バージョンが古かったのではないだろうか。うん、たぶんそうだ。
てなわけで、サポートから「お客様がご使用のMac版eBookのリーダーのバージョンが古いようでしたら最新版にアップして再度お試しくださいませ」というメールがそろそろくるような気がするのだった。

2017年4月5日水曜日

フクメンくん』は、少年ジャンプ1969年第20号に掲載された、おだ辰夫のマンガ家デビュー15ページ読み切り作品です。

あんまり過去はふりかえらないほうなんですが、今回は48年ふりかえってみました。
それは今週から「ネット配信版新つれづれ草」で公開された、おだ辰夫のマンガ家デビュー15ページ読み切り作品『フクメンくん』です。
掲載されたのは少年ジャンプ1969年第20号で、なんと少年ジャンプが月二回刊から週刊になった最初の号のようです。
詳しくは該当ページの制作ノートに譲って、ここでは当時の想い出をひとつ書きます。

編集部からの電話で
「掲載誌を送るからね〜」
との担当編集者の言葉に対してボクは
「いえ自分で本屋さん買いに行きますから送らなくていいです」
と言ってしまいました。
作者に掲載誌が送付されるのが慣例だなんて知らなかったウブなマンガ少年でした。

今回ネット配信スタートするにあたって、48年前に描いた原稿をあらためて手にして思ったのは、少し色あせたものの紙原稿は当時のまま目にすることができるんだなァということです。
それにひきかえ、現在やっている仕事のデジタルデータは、48年後にちゃんと問題なく目にすることができるのでしょうか。
それが心配です。
でも48年後にボクはこの世にはいないので、こんな心配は無用でしょう。
それよりも、どーかしてるんじゃないの、気はたしかなの、と思えるような人達が、72年前の社会に戻そうとしていることのほうが心配です。

【蛇足】
画面左のタンブラーの台紙は、LINEクリエイターズスタンプの『ブタンプボーイ』です。