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2022年12月23日金曜日

『ああ青春のマンガ全席ペーパーバック版』を読んだら面白かった

AmazonのKindleといえば電子書籍ですが、いつの頃からかKindle本を紙本にできるようになりました。そもそも紙ではない電子書籍のKindle本を、わざわざ紙に印刷する意味がよくわからなくて、いままでパスしてきたのですが、このたびリクエストがあったので、ペーパーバック版を作ってみました。

題材に選んだのは、『ああ青春のマンガ全席 Kindle版』です。これは2018年に出したKindle本デビュー作です。出版社から出した紙単行本は電子書籍書店で読めるようになっているので、単行本未収録作品を自分で電子書籍にしてみようと思ったのがきっかけでした。

そんなわけで、『ああ青春のマンガ全席ペーパーバック版』リリースしました。紙単行本なら出版社から漫画家のところに何冊か届くのですが、Amazonさんにそんな制度はありません。そのかわりに著者用コピーというものがありました。で、それを申し込んだら数日後に送られて来たのが、この写真の本です。

パラパラとめくってみたら、思ったよりちゃんとした本でした。内容確認の意味で読みはじめたら、これが面白いのなんの(まさに自画自賛)、一気に最後まで読んでしまいました。まぁ、50ページしかありませんから、すぐに読めるのではありますがね。

時代は1970年頃、マンガ界の片隅で右往左往していた若きマンガ家たちの群像ドラマ、と言えなくもないが、それほど大袈裟なものでもありません。当時の漫画界とその周辺に興味がある人にとっては、面白いかもしれませんよ。

2022年8月6日土曜日

クリスタでマンガ原稿描き試し

 

2008年に、21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』をスタートする際に、いつもの仕事とは少し違ったことがやりたいので、試しにマンガ作成ソフトのコミスタで『汗かきおちんこ君』とゆー新作マンガ原稿を制作してみました。

その時に、いちばん感動したのは枠線の処理。それまでは烏口で枠線を引いていて、正確にまっすぐな線を引いたつもりが曲がっていたり、途中でインクが定規に垂れて原稿を汚したりと、情けなくなることがよくあったので、「う〜む、きれいな枠線はコミスタにかぎるの〜」と思ったものでした。しかしながら、コミスタに慣れていないせいか、原稿制作に通常の倍くらい時間がかかり、「これじゃあ連載仕事に使うのは時期尚早じゃの〜」と、本格的導入には至らなかったのでありました。

で、なんだかんだあって2022年、コミスタが進化(たぶん)したらしいクリスタで、マンガ原稿制作にチャレンジしてみた。さすが長年の改良の成果か、慣れれば今までと同じくらいのスピードで結果が出て、仕事にも使える原稿になります。ほんじゃあ、いよいよ完全デジタルマンガ原稿制作に移行かとゆーと、そーでもありません。

その理由は、製作中に漫画を描いている楽しさが、あまり感じられないからかも。なんだか粛々と作業をするイメージです。結果的にはちゃんとした原稿になるのですが、「マンガ描いてあ〜面白かった〜」とは言えないのでありますよ。作業画面にたくさんのツールが効率よく並びすぎているからかもしれません。

毎度昔話で恐縮ですが、個人的には往年のキッドピクスやスマートスケッチや初期のFLASHみたいにシンプルな感じのものが好みであります。

とは言え、クリスタはとてもよくできたマンガ原稿制作ソフトなので、仕事原稿の場合、手描きの主線をスキャンした後の、仕上げには使っています。

でも、それじゃあせっかくのクリスタが泣くよってんで、ネームから仕上げまで全てクリスタで描いているのがnoteで公開している『美しくはない70代(でもケッコー楽しい)』です。これが、その制作画面です。さすがに枠線はきれいですね。

とまぁ、グダグダ言ってますが、どーやっても画風は変わりません。

2022年6月24日金曜日

『ああジャロ辰のマンガ全席1972年・新つれスペシャル編』

 


所属しているマンガ同人誌「新つれづれ草」が夏コミに出ることになりまして、ただいま新刊『新つれづれ草第19号』の準備真っ最中です。
ワタクシは、『ああジャロ辰のマンガ全席1972年・新つれスペシャル編』と題しまして、「新つれづれ草」同人関連の絵日記を描きました。
当時の手帳やメモ類から記憶を掘り起こしたもので、思い込みや間違いもあるんじゃないかと思いますが、1972年に漫画界の片隅でうごめいていた若きマンガ家たちの姿がよみがえります。

2021年5月29日土曜日

雨に消えたK君

50年来のマンガ仲間の一人が、3ヶ月前に亡くなっていたのを、3日前に知った。
彼は傘を持たない人だった。
雨が降りそうな日だけでなく、雨が降っていても傘を持たなかった。

何かの待ち合わせや集まりにも、必ず遅れてやってきた。
雨の日ならズブ濡れで。
ヌーッとやって来て、挨拶もせず、帰るときもフッといなくなる。
寡黙な彼の口癖は「ええねん、ええねん」と「知らん」。
ブアイソーでブッキラボーで、いつもどこか遠くを見ていた。

供養替わりに彼のブログを読んだら、彼の楽しかった日々の出来事がポツポツと並んでいた。
そのシーンのいくつかは、ボクも現場にいたが、その場では、すごく不機嫌そうで、とても楽しんでいるようには見えなかった。楽しんでいないどころか、イヤイヤ感満載で、もう二度と来たくない雰囲気をプンプン噴出していた。実は、すごく楽しんでいた彼だったのか。50年も顔を合わせているのに、よくわからないヒトだった。

今回もフッと消えてしまった。
もちろんアイサツなしで。
すごく彼らしく。

2018年11月16日金曜日

49年ぶり!同人誌用マンガ原稿に再会

先月開催されたマンガ同人誌「新つれづれ草」復刊10周年記念原画展で、49年前に描いた自分のマンガ原稿と再会しました。
新つれづれ草」の基礎となった肉筆回覧誌「つれづれ草」の唯一現存する第10号に収録の一編です。
肉筆回覧誌というのは、同人メンバーが描いたマンガ原稿をそのまま綴じて一冊の本にしたものです。
コピーも普及していなかった時代なんで、当時はこのような形態のマンガ同人誌が全国にたくさんあったようです。
それを郵便小包で全国に散らばるメンバーに送るというものなので、回覧の途中で行方不明になったりすることもあり、前述のように一冊しか存在が確認できていないのです。
これを描いた高校生が、その後プロ漫画家になり、なんやかんやありながらも、いまだにプロとして連載の仕事をしているなんて、誰が予想したでしょうか。
本人自身が信じられません。
運がよかったのか、才能があったのか、今となってはよくわかりません。
ご覧のように他愛ない内容のマンガですが、作風は約半世紀たっても変わっていないような気がします。
今描いているマンガをこれから49年後に見たらどんな感想なんでしょうか。いや、ちょっとソレは無理ですね。

2018年3月15日木曜日

『ああ青春のマンガ全席』 Kindle版が出ました!

Kindle版『ああ青春のマンガ全席』が出ました。
内容はこれまで中高年マンガ同人誌「新つれづれ草」で公開していたものに、大幅加筆修正したものです。
公開までのプロセスをふりかえってみると、コンテンツ制作以外のところ、手続きというか、設定というか、そのあたり(どのあたりなんだ?)がものすご〜〜〜〜〜〜く面倒で疲れました。

2017年8月19日土曜日

『発酵文化人類学』と『新つれづれ草14号』を読んでいる

実はワタクシ、発酵食品は苦手なんです。
でもこの本『発酵文化人類学』は面白い!
一方、『新つれづれ草14号』は発酵したマンガがいっぱいです!

2016年8月21日日曜日

コミケ疲れは一週間後に

コミックマーケット90に「新つれづれ草」メンバーとして出展して一週間が過ぎた。
今回は比較的涼しくて疲れも少ないかと思っていたら、一週間後に疲れがやってきた。(トシだね〜)

以下、出展者としてブースに座って来場者の姿を見ていて気付いたこと。
それは例年より軍服コスプレの人が多かったように思えたこと。
でも本物の軍隊じゃないから、国も時代も異なる様々な軍服姿のあれやこれやが通路を歩いていた。

まぁ、遊びでやってるうちはいいけど、本物の軍服姿が闊歩する世の中にはなってほしくないものです…などと考える今年の夏コミでした。

2016年8月11日木曜日

夏コミで初紙版『親愛なるカブ』

雨にも風にも権力にも圧政にも夏の暑さにも負けつつ、今年も夏コミに参戦します。
21世紀中高年マンガ同人誌「新つれづれ草13号」に掲載されるのは、初の紙版『親愛なるカブ』です。
もともとWeb(小学館ラピタネット)で連載して、その後ebookjapanで電子書籍になった4コマ漫画ですが、これまで紙版はありませんでした。
今回は初期のいくつかを再構成して、北海道ツーリング編としてまとめています。
ラピタネット版ともebookjapan版ともビミョーに異なるので、コミケ会場で是非ご覧くださいませ。

●参加サークル:新つれづれ草
●期日:2016年8月14日(日曜日)午前10時から午後4時
●会場:東京ビッグサイト西地区1ホール“”ブロック10b

2015年7月23日木曜日

『ああ青春のマンガ全席』夏コミで復活!

主人公が逝ってしまい完結したはずの『ああ青春のマンガ全席』が、夏コミで頒布予定の「新つれづれ草」第12号で復活します。
時は21世紀から再び1970年代へ。
トキワ荘世代とクールジャパン世代の狭間で埋没しつつある、70年代マンガ青年たちの悲喜こもごもアレヤコレヤの世界が泣かせ(?)ます。

●コミケ参加サークル名:新つれづれ草
●期日:2015年8月16日(日曜日)
●場所:東京ビッグサイト、西ホール「た」11a

2014年10月22日水曜日

note版『ああ青春のマンガ全席』完結!

2014年10月24日(金)より11月2日(日)まで、森下文化センター1階展示ロビーで開催される、21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』第5回マンガ原画展を記念して、『ああ青春のマンガ全席・完結編』をnoteのマガジンで公開しました。

2014年8月18日月曜日

コミケ終わりて、秋は来ぬ。


夏コミから一夜あけて、手元に残ったのは、今回の新刊「新つれづれ草11号」と、会場限定(たぶん)ドリンクのペットボトル。
体力の限界を感じるので、夏コミ参加は今回が最後かも知れません。シニア向けに、春秋のお彼岸あたりに開催だと、体力的にもなんとかなるのではないかと思うのでありますが…。

2012年8月18日土曜日

40年ぶりの読者との出会い


先日コミケ会場で、見知らぬ中年男性に声をかけられ、その場の流れでなんとなく差し出された名刺をいただいた。
その名刺の名前に記憶はない。

なんと、その人は40年くらい前に小学館発行の『小学四年生』という雑誌の読者だったのだ。
その当時、彼はもちろん小学生で、ボクは若手漫画家だったわけだが、今となっては二人ともただのオッサン。

その『小学四年生』も今年の3月で休刊した。
時が流れているのを実感する。

ふと仲宗根美樹のヒット曲を思い出したが…アレで流れるのは、時ではなくて川だった。
「病葉」という言葉をあの歌で初めて知ったのは、ボクが小学四年生の頃のこと。

2012年8月11日土曜日

コミケの出展サークル専用通行証


オープン前のコミケ会場でチラシを撒く作業の際に必要なサークル作業員証はちょっとアレでしたが、当日会場に入る際に必要な出展サークル専用通行証はこんなカンジ。
というわけで、8月12日(日)東京ビッグサイト西2ホール「す」14aの「新つれづれ草」のブースに、いざ出陣!

2012年8月8日水曜日

コミケのサークル作業員証


このブログはFacebookに連動しているので、Facebookをご覧の方には、「またコミケの話かよ」とお思いかも知れませんが、このブログにはコミケ関連のエントリがまだなかったみたいなので、とりあえずアップしておきます。
というわけで、これは21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』のコミケサークル作業員証。
明日から会場の東京ビッグサイトで、事前のチラシ置き作業がスタートするので、入場の際に必要なカードなんですが、ちょっとペラペラでしょぼい気も(笑)。
で、参加するコミケの正式名称はコミックマーケット82で、期日は2012年8月12日(日)10:00~16:00、場所は東京ビッグサイト西2ホール「す」14a。
参加サークル名は『新つれづれ草』です。

2012年6月3日日曜日

(ふんにゃかアシシ)+(ODA-SAN)= 汗かきおちんこ君


日頃はちゃんとした(?)ペンネームで、プロとしてそれぞれ小説やマンガを描いている、ふんにゃかアシシ氏とODA-SANがコンビを組んで制作する、入チン、いや入魂の愉快マンガ『汗かきおちんこ君』が、今夏発行の、21世紀中高年マンガ同人誌「新つれづれ草」で2年ぶりに復活します。
しかしこの『汗かきおちんこ君』、いくら原稿料のない同人誌とはいえ、二人の普段の作風とはかなり違う内容のマンガです。
てなわけで、入チン(しつこいね)、いや入魂の愉快マンガ『汗かきおちんこ君』をアップした後、原稿料をちゃんといただく仕事に無事に戻った(ふんにゃかアシシ)+(ODA-SAN)センセイ達に励ましのおたよりを!

2011年9月2日金曜日

コミスタ勉強会の成果


先日、21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』のメンバー有志で「コミスタ勉強会」なるものを開催した。
その時の成果が、このタチキリ。
今まで、どうやったらタチキリをコミスタで出来るのかわからなかったのだが、今回の勉強会で、定規選択ツールを使うことがわかった。
40年以上、マンガを描いてきたが、たかが枠線でこんなに苦労するのも、新鮮な経験で面白い。
ただひとつ問題がある。
4コマ漫画でタチキリを使用することはほとんどないことだ。

ところで、この画像を見ていて気がついたが、右手のベタの位置がまちがっている。
こんな時、データならレイヤー修正ですむからラクチン、と言いたいところだが、ベタレイヤーなど作らないで直接描いているから、当然のことながら該当部分はまるまる描きなおしになる。
ワタクシなぜかレイヤーなるものが嫌いで、コミスタの場合でも、ラフレイヤーとか下書きレイヤーなるものも使わずに、いきなり描画レイヤーで線を入れている。
まぁ、絵柄的に(笑)すぐ修正できるタイプなので、どうってことないですが。
実際、紙に描く場合でも、ほとんど下書きなしで線を入れるので、ある意味、アナログとデジタルとの統一感はあるかと。

ちなみに、画像は復刊した『新つれづれ草』で華々しく連載開始したものの、このところ休載が続く『汗かきおちんこ君』に登場する、「おちんこパパ」さん。

2011年8月5日金曜日

重厚長大マンガ同人誌『新つれづれ草』6号!


21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』6号ができあがった。
今回は、230ページの大ボリューム版!
完全に時代に逆行してます。
この重厚長大感、これからはマンガ同人誌界のケーダンレンとよばれるかも知れません。

2010年12月29日水曜日

久しぶりの灯油ストーブ


初めて下車する、寒風吹きすさぶC県HF駅。
目指すは、某忘年会会場に指定されたカラオケスナック。
駅から歩く事数分、暗闇の中に光る看板をみつけ店内に入る。
そこで目にしたのがこれ。

久しぶりに灯油ストーブを目にした。
すでに到着していたメンバーが、まるで焚き火を囲むようにその周囲にたむろしている。
冷えた体を温めるべく、その輪の中に入る。
時々背中側をあたためるために、回れ右をしたりししてボソボソ話す。
妙に快適すぎるエアコンよりも、直接炎を目にする灯油ストーブは、なかなかいいもんだ。

そうこうしているうちに、最後のメンバーもやってきて、あとは特に記す事もないカラオケ大会でほとんど話はできない。
歌の方はH.A.Oのリードボーカルにまかせて、打ち合わせのようなことをチョコチョコして、宴もたけなわの中、席を立つ。
駅までの道すがら、H.A.OのリードボーカルH氏と税金問題についてのよもやま話しつつ、寒風の中再びHF駅に着く。

この駅は、同じホームに複数の線が入っていて、本来乗るはずの路線ではない電車に乗ってしまった。
しかし方角的には合ってるのでそのまま乗り続け、往路とはちがうルートで帰宅。
なんだか遠回りしたような気もするが、まぁ無事に帰れたんだからいいか。

2010年11月30日火曜日

新つれづれ草第1回マンガ原画展レポート


Twitterでは既報ですが、シニアのシニアによるシニアのためのマンガ同人誌「新つれづれ草」の第1回マンガ原画展の模様をアップしました。
第1回と銘打つからには、第二回があるのでしょうか?