2014年9月2日火曜日

庶民の笑いと日常と松竹大船撮影所・前半戦


ラピュタ阿佐ケ谷で開催中の特集企画「庶民の笑いと日常と松竹大船撮影所」も前半戦終了といったところ。
見たのは「按摩と女」、「明日はいっぱいの果実」、「今年の恋」、「晴子の応援団長」。
家出少女の鰐淵晴子が靖国神社に行って「今度は自衛隊の人がここに祀られるのね」とか、憂鬱な高校生の田村正和が「みんな原爆で死んじゃえばいいんだ」と言ったりとか、ドキッとするようなセリフも出てくる。
ヌーベルバーグっぽく、ジャン=ポール・ベルモンドを気取るのが桂小金治なのだが、ポンポン船長にしか見えないのはご愛嬌か。
若水ヤエ子も複数の映画に出ています。もちろん女中さん役。
ラピュタ阿佐ケ谷の客席には、小さなメモ帳になにやらお書きになってる寒空はだか師匠の姿も。
さて、後半戦は何本見ることができるやら。
それにしても鰐淵晴子の美しさよ!あまりの美しさにこのブログのイラストもいつもより画風が変わりました。

2014年8月31日日曜日

若い編集者を困らせるジジー漫画家


昔は直接マンガ原稿を担当編集者に手渡しましたが、それがいつしかバイク便利用になり、いまや原稿ファイルをDropboxにアップするだけですから、マンガ家と編集者の交流が少なくなっています。
そんなのはあんまり面白くないので、担当編集さんに「Dropboxに原稿アップしたよ」とお知らせメールを送る時、いつもちょっとしたイタズラのようなものをします。
今回は「この画像のモチーフは、チミのような若い者は知らんじゃろうが、サディスティック・ミカ・バンドなのじゃよガハハハ」と書き添えておきました。
しばらく後、検索して関連画像を発見したとの返信がありました。
別にマンガの内容とは全然関係ないのに、よけいな作業をさせてしまってスマンスマンと思いつつも、さて次はどんなネタを仕込もうかとたくらむ、やなジジー漫画家になってしまった自分に驚く夏の終わり…。
それにしても、この画像とサディスティック・ミカ・バンドを結びつけるのは、ちょっと無理があるね。

2014年8月30日土曜日

さよならFAX、こんにちは単機能電話。


今となっては信じられないような高価格で、FAXを初めて導入したのは1990年頃のことでした。
主な用途はネームの打ち合わせでしたが、とても通信速度が遅く、B4サイズの用紙を一枚送信するのに一分以上かかってしまうようなものだったと記憶しています。
ある時、30数枚のものを送信していたら(当然最後のページまでには30分以上かかかります)、待ちきれなくなった担当編集者がウチまで直接やって来たこともありました。
玄関のピンポンが鳴ったので出てみたら、今まさにこちらから送信している相手がいたのには、ほんとビックリしました。彼の編集部からウチまで30分くらいなので、FAXが届き始めて最後まで待つ事に耐えきれなくなり、直接やって来たんでした。ウン、気持ちはわかります。

そんなFAXも、この数年は全く使う事もなくなりました。ネームも原稿もDropBokにアップでOKな時代なので、もうFAXなんかの出番はないでしょう。固定電話としても、ほとんど使う事はありません。いっそのこと電話回線そのものの解約も考えましたが、年に数回は電話がかかってくることもあるので、省スペースを考慮してFAXなしで電話機能だけのシンプルな電話に買い替えました。
基本機能だけなので、留守電もありません。
でも、一番新鮮だったのは、電源がいらないことです。
そう!昔の黒電話の頃は電源なんか不必要でしたよね。

2014年8月28日木曜日

アルパカでウシを描いてみた


Fire Alpaca というペイントソフトでユキウシを描いてみました。
業界標準重厚長大ソフトよりも、シンプルなお絵描きソフトがスキなので、とりあえずダウンロードして試してみたのがコレです。
MacOS X Mavericksでもちゃんと動きます。
ざっと見たところ、マンガ制作関連としては、使える使えないはともかく、集中線機能なんてのもあります。
CMYKモードはないけど、なにより無料というのがいいね!

2014年8月26日火曜日

ブタンプボーイ使用は、インドネシアより台湾が多かった。


LINEのクリエイターズスタンプの管理画面で、世界の地域別使用状況がわかるようになったので、どんなものか見てみたら『ブタンプボーイ』の場合は、なぜか外国で多いのは台湾でした。
LINEスタンプデビュー作の『ブタンプボーイ』は、スタンプの10%がインドネシア語だったのに、インドネシアでの使用者が思いのほか少なかったようです。
このスタンプのような、なんちゃってインドネシア語がまずかったのかも知れませんが、それよりもまずブタのキャラクターという設定が、イスラム圏のインドネシアにはそもそもまずかったような気もします。
そういえば台湾では、ブタちゃんは馴染みがありますしね。

2014年8月25日月曜日

AmazonでHi,how are you?の最新CDをお取り寄せ


なんでもあるはずのAmazonで、なんと Hi,how are you? の新しいアルバム『さまぁ~ギフト』がなかった。
でも、通常より時間がかかるけど、お取り寄せならできるとのことで、注文したら思いのほか早く届いて、やれ嬉しや。
現在は在庫4枚とあるから、ボクが注文した時にAmazonはまとめて5枚仕入れたんでしょうね。

で、肝心のCDといえば、心地良い単調さ(コレ、誉めてます!)の原田節は健在です。
「はたち」という曲があるのですが、40年後に「かんれき」という曲を入れたCDを発売してほしい。おそらく、ボクはその曲を聴く事はできないと思うけど。
まぁ、世の中順番ですから…。
「お盆」という曲を聴きながら、そんなことを思ってみる夏の終わり近くの朝♫

2014年8月18日月曜日

コミケ終わりて、秋は来ぬ。


夏コミから一夜あけて、手元に残ったのは、今回の新刊「新つれづれ草11号」と、会場限定(たぶん)ドリンクのペットボトル。
体力の限界を感じるので、夏コミ参加は今回が最後かも知れません。シニア向けに、春秋のお彼岸あたりに開催だと、体力的にもなんとかなるのではないかと思うのでありますが…。

2014年8月8日金曜日

電気ストーブのステレオ攻撃対策


電気ストーブと言っても冬に使う暖房器具ではなく、机の上にあるiMacと白熱灯ゼットライトのことです。
どちらも夏に使用すると電気ストーブなみに熱を発します。これに左右をはさまれて机に向かうのは、電気ストーブのステレオ攻撃といえるでしょう。
これでは夏は乗り切れないと熱対策を考えることにしましたが、iMacのほうは代替品がないので、とりあえず白熱灯ゼットライトのほうをLED卓上ライトに替えてみました。
このライト、すご〜く安くて小さいので、正直なところ全然期待していなかったんですが、これがけっこう明るくて、白熱灯ゼットライトの代替として充分な働きをしてくれています。なにより白熱灯のように熱くならないのが素晴らしい!

2014年7月22日火曜日

note版『ウクレレトノサマ』完結



いまひとつ使い方のわからない、noteで公開中の『ウクレレトノサマ』が、全3話のマガジンとしてめでたく完結しました。
といっても4ページ連載で3回ですから、完結というほどのものでもありません(笑)。
元々は、掲載誌のビッグコミック1(ワン)が休刊したことにより中断してしまった4コマ漫画ですが、ネタはまだまだあるので、機会があればまた再開するかも知れません。

2014年7月19日土曜日

40数年前、鳥取の「かつ江さん」なんて知らなかった。


画面は最近話題の鳥取城跡ゆるキャラ「かつ江さん」が題材の4コマ漫画制作ウインドウですが、描きながら思い出したのは40年以上前、僕がまだ高校生だった頃に、鳥取城跡公園で過ごした一夜のこと。

季節も丁度今頃、もうすぐ夏休みになろうとしていたある日、「よし、今日から自主的夏休み開始!」と、勝手に決めて旅に出たのでした。
旅と言ってもお金がないので、日本地図とタオルケットをバッグに詰め込んで、ヒッチハイクをするというスタイルです。交通手段はヒッチハイクで無料だし、宿泊も公園などで眠る野宿なので無料という、移動するホームレス状態旅行です。

そして、自主的に夏休みをスタートして数日後の夕方には、なりゆきで鳥取にたどり着いていました。
まずはその日の寝ぐらを決めなければいけません。野宿の定番はなんといっても公園です。
ひとくちに公園といっても、住宅街の公園よりも、城下町だったらたいてい高台にある城跡公園のような場所が眺めもいいし、不審者と間違われて通報される心配も少ないのでオススメです。まぁオススメしてもあまり公園で眠る人はいないと思いますが。
このセオリーに従い、その日の宿泊は鳥取城跡公園に決めて、夕闇せまる中、ベンチで和んでいました。

そこにやって来たのが地元の不良高校生っぽいアンチャン。話してみると、外見通りの地元の不良っぽい高校生でした。そのうち、彼が晩飯をおごってくれるというので、二人で向かった所は近所の高校の校舎。彼はここの定時制高校生だったのです。食堂に案内され、給食のようなものを食べさせてもらって、その夜は鳥取城公園で眠ったのですが、それは夢も見ないくらいの熟睡でした。
まさか40数年後に「鳥取城跡ゆるキャラ」を題材にした漫画を描くなんて夢にも思わずに。

2014年7月17日木曜日

お盆とN氏とO氏


あんまりお盆とか気にしないのだが、先日暑い最中の新宿を歩いていて、ふと既視感が…。
そういえば前世紀に、このあたりの店で原作者のN氏と漫画家仲間のO氏と三人で会食したなァ…そんなことを思い出したのだった。
その日、N氏とO氏は初対面で、ボクが紹介した記憶がある。これを機に二人はコンビを組んで一作だけ企画モノの仕事をしたはずだが、どんな作品だったかは定かではない。
そんなN氏もO氏もボクより年下だったが、二人とも既に旅立ってしまってこの世にはもういない。
きょうは二人を思い出しながら茄子でも食べようか。

2014年7月13日日曜日

ゲーテとカフカと西域と東トルキスタンと


例によって、内容が全然関連のない本を併読中。
共通点はどちらも厚いこと。
二冊で合計770ページ!
今週中にはとても読めそうもないので、なんとか今月中には読み終えたいデスタイ!