2009年10月1日木曜日

「新つれづれ草」突撃体当たり企画・マンガ持ち込み体験ルポ、再び玉砕!

9月中に入るはずの某原作がまだこない。
待つ時間を利用して、「新つれづれ草」突撃体当たり企画・マンガ持ち込み体験ルポの再チャレンジを試みた。
これまでの経過は8月6日のエントリーを参照してほしい。

かいつまんで言うと、ダミーの原稿を持ってマンガ雑誌編集部に持ち込みに行き、その模様を報告しようという企画。
同人誌らしい企画ではないか。
それが8月6日のエントリーでわかるように、接触以前で企画倒れになってしまった。

今回は、所用で出かける地点の近くに某出版社があるのに気付き、お出かけついでに突撃しようという魂胆である。
この出版社とは昔仕事をしたことがあるが、もうずいぶん前なのでたぶん担当者は定年退職しているだろうし、顔がばれる心配はない。
で、最寄りのバス停で降りたのだが、どうも様子が違う。
社屋が建て替えられたみたいで、以前と全然違う建物の構成になっていて、どこから入るのやらよくわからずウロウロしたが、なんとか受付までたどりつく。
これまでの突撃取材は、事前にWebやら電話で問い合わせて、うまくいかなかったので今回は直接の突入作戦なのである。

しかし結果からいうと今回も企画倒れ。
アポなしでは接触できないと、受付のオネーサンのお言葉。なにやらメモを渡される。電話番号が書いてあるのだが、この受付のオネーサンが個人的にケータイ番号を教えてくれるとは思えない。
どうやら編集部の代表番号らしく、ここに電話して予約をしてから後日に出直してこいとのことらしい。
オネーサンの目の前には内線電話があるんだし、それでちょっと連絡してくれれば話は早いのだが、マニュアルか何かでそれはできないのだろう。
しかたなくそのメモをポケットに突っ込んで退散。
せっかく、持ち込みの模様を録音しようと、ポケットの中のiPhoneのボイスメモを起動して、いつでも録音開始状態だったのに。
てなわけで、この企画はあきらめることにする。

今回の突撃取材で感じたのは、編集部が閉鎖的になったこと。
セキュリティ関連とかいろいろ問題はあるのだろうが、これじゃあ気の弱い漫画家志望者は編集部にたどりつくまでにあきらめてしまい、漫画界にくるはずの才能が他の分野に行ってしまう可能性すらある。

昔の話で恐縮だが、ボクが出版社まわりをうろついてた頃は、アポなんかとらないで勝手に編集部まで突入するのが普通だった。編集部のほうでも、どこの馬の骨ともわからない小汚いアンちゃんの原稿を見てくれて、メシまで食べさせてくれたりした。
今思い出したけど、集英社がまだ旧社屋で小さなビルだったころ、社員食堂の残業定食とかいったのが美味かった。
小学館は今のビルになっていたけど、編集部で出前をとるバラライカ弁当がうまかった。
う〜ん、最後は食い物の想い出になってしまった。

というわけで、各編集部の皆さん、持ち込みの漫画家がやってきたら、たとえつまらない原稿でも、何か食べさせてあげてください。きっとその恩を一生忘れずに、もしも将来人気マンガ家になっても、けっしてことわることなく、いい作品をかいてくれるはずですから。

それにしても、明日には原作がくるのだろうか...。

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