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2024年1月2日火曜日

Kindle版「ああジャロ辰のマンガ全席(4) 」出ました!

 


2024年のKindle本リリース第一弾『Kindle版ああジャロ辰のマンガ全席(4) 』が出ました! 
長島が引退し、ガッツ石松が王者になり、テレビ朝日はNETだった1974年。 
そんな年にマンガ界の片隅で、ウロウロ、オロオロの日々をすごすジャロ辰くんと、その周辺の若きマンガ家達のアレヤコレヤの1974年ダイアリーです。 
てなわけで「ああジャロ辰のマンガ全席」もこの1974年編で4冊目。
作者的には密かに青版と称しています。
この伝でいうと1972年編の第2巻は赤版です。 
じゃあ1971年編の1巻と1973年編の3巻はどうなんだよと言われそうですが、そう言われるとぐうの音も出ません。 
話変わって、今回の『Kindle版ああジャロ辰のマンガ全席(4) 』は、はじめて画像生成AIを使ってみました。どこに使っているのかは読んでみてのお楽しみ。

2023年1月15日日曜日

50年前の今日シリーズ・新宿の百貨店で有名漫画家を尾行していた

旧成人の日。

凡ちゃんと二人で、デパートで偶然見かけた、憧れの有名漫画家を尾行してました。

【ああジャロ辰のマンガ全席(3)Kindle版より】

2022年12月23日金曜日

『ああ青春のマンガ全席ペーパーバック版』を読んだら面白かった

AmazonのKindleといえば電子書籍ですが、いつの頃からかKindle本を紙本にできるようになりました。そもそも紙ではない電子書籍のKindle本を、わざわざ紙に印刷する意味がよくわからなくて、いままでパスしてきたのですが、このたびリクエストがあったので、ペーパーバック版を作ってみました。

題材に選んだのは、『ああ青春のマンガ全席 Kindle版』です。これは2018年に出したKindle本デビュー作です。出版社から出した紙単行本は電子書籍書店で読めるようになっているので、単行本未収録作品を自分で電子書籍にしてみようと思ったのがきっかけでした。

そんなわけで、『ああ青春のマンガ全席ペーパーバック版』リリースしました。紙単行本なら出版社から漫画家のところに何冊か届くのですが、Amazonさんにそんな制度はありません。そのかわりに著者用コピーというものがありました。で、それを申し込んだら数日後に送られて来たのが、この写真の本です。

パラパラとめくってみたら、思ったよりちゃんとした本でした。内容確認の意味で読みはじめたら、これが面白いのなんの(まさに自画自賛)、一気に最後まで読んでしまいました。まぁ、50ページしかありませんから、すぐに読めるのではありますがね。

時代は1970年頃、マンガ界の片隅で右往左往していた若きマンガ家たちの群像ドラマ、と言えなくもないが、それほど大袈裟なものでもありません。当時の漫画界とその周辺に興味がある人にとっては、面白いかもしれませんよ。

2022年12月17日土曜日

『ああジャロ辰のマンガ全席(3)Kindle版』出ました!

 Kindle版『ああジャロ辰のマンガ全席』第3巻が出ました!

今回は1973年編です。

聖徳太子の一万円札、3本立ての映画、ハガキは10円、東京ドームではなくて後楽園球場、パンダはカンカンとランラン、そんなこんなでアレコレあったけど、カリカリとマンガを描いていた春夏秋冬のダイアリーみたいなもんです。

2022年6月24日金曜日

『ああジャロ辰のマンガ全席1972年・新つれスペシャル編』

 


所属しているマンガ同人誌「新つれづれ草」が夏コミに出ることになりまして、ただいま新刊『新つれづれ草第19号』の準備真っ最中です。
ワタクシは、『ああジャロ辰のマンガ全席1972年・新つれスペシャル編』と題しまして、「新つれづれ草」同人関連の絵日記を描きました。
当時の手帳やメモ類から記憶を掘り起こしたもので、思い込みや間違いもあるんじゃないかと思いますが、1972年に漫画界の片隅でうごめいていた若きマンガ家たちの姿がよみがえります。

2022年3月31日木曜日

50年前の今日シリーズ・下足代5円の花見

50年前のきょう、金城くんとお花見をしていたようです。
下足代5円というのが、今となってはよくわからない。 

2022年2月10日木曜日

50年前の今日、文化放送のイベントに行ったらしい。

この日のコンサート出演者のうち、もうその声を聴けない人がチラホラ。
少年サンデーと少年マガジンは、半世紀経っても、まだまだ頑張ってますね。

 

2022年1月23日日曜日

アラコキ漫画家ジャロ辰の、昔語り自伝風絵日記第2弾『ああジャロ辰のマンガ全席(2)』1972年篇が出ました!

マンガ界の片隅をウロウロする若き無名マンガ家ジャロ辰くんの、夢とチボーにあふれた日常を描いた自伝風絵日記『ああジャロ辰のマンガ全席(2)』1972年篇は 四畳半のアパートから六畳に引っ越し、固定電話も部屋にひき、週刊誌連載でがんばったものの、数ヶ月であえなく終了し単行本化もされずガッカリの巻。それでもめげずに明日をめざすのだ!

 

2021年12月19日日曜日

自伝風絵日記『Kindle版ああジャロ辰のマンガ全席・1971年篇』出ました!

1970年代、マンガ界の片隅でウロウロしていた若き無名マンガ家たちの日々を描いた自伝風絵日記『Kindle版ああジャロ辰のマンガ全席・1971年篇』が出ました!
ジャロ辰とその周辺の人々の、なーにやってんだかな、あれやこれや実録ドキュメンタリー。たとえば1971年5月19日は、ウッドスモッグコンサートに行く予定だったのが行けなくて残念!といった内容で、当時の情景がよみがえります。ちなみに、ウッドスモッグはウッドストックのモジリです♪
姉妹編の『ああ青春のマンガ全席』もヨロシク!

2021年5月29日土曜日

雨に消えたK君

50年来のマンガ仲間の一人が、3ヶ月前に亡くなっていたのを、3日前に知った。
彼は傘を持たない人だった。
雨が降りそうな日だけでなく、雨が降っていても傘を持たなかった。

何かの待ち合わせや集まりにも、必ず遅れてやってきた。
雨の日ならズブ濡れで。
ヌーッとやって来て、挨拶もせず、帰るときもフッといなくなる。
寡黙な彼の口癖は「ええねん、ええねん」と「知らん」。
ブアイソーでブッキラボーで、いつもどこか遠くを見ていた。

供養替わりに彼のブログを読んだら、彼の楽しかった日々の出来事がポツポツと並んでいた。
そのシーンのいくつかは、ボクも現場にいたが、その場では、すごく不機嫌そうで、とても楽しんでいるようには見えなかった。楽しんでいないどころか、イヤイヤ感満載で、もう二度と来たくない雰囲気をプンプン噴出していた。実は、すごく楽しんでいた彼だったのか。50年も顔を合わせているのに、よくわからないヒトだった。

今回もフッと消えてしまった。
もちろんアイサツなしで。
すごく彼らしく。

2019年9月18日水曜日

自作の「Kindle版電子書籍」を作ろう!


ちょっとしたスライドショーをKeynoteで作っている。
内容は、Kindle本の作り方、みたいなもの。
ラフなサンプルを、本番の前にメンバーに見てもらったら、こちらの思惑が全然伝わらないことが判明して、全面的に作り直すことに。
果たして、本番当日はどうなることやら。

〜「新つれづれ草、電子書籍への道」マンガ展開催記念記念トークショー『マンガの電子書籍化とマンガの未来を考える』〜
期日:2019年10月26日(土)午後2時30分開場 3時開演
会場:江東区森下文化センター4階AVホール

2018年3月15日木曜日

『ああ青春のマンガ全席』 Kindle版が出ました!

Kindle版『ああ青春のマンガ全席』が出ました。
内容はこれまで中高年マンガ同人誌「新つれづれ草」で公開していたものに、大幅加筆修正したものです。
公開までのプロセスをふりかえってみると、コンテンツ制作以外のところ、手続きというか、設定というか、そのあたり(どのあたりなんだ?)がものすご〜〜〜〜〜〜く面倒で疲れました。

2015年7月23日木曜日

『ああ青春のマンガ全席』夏コミで復活!

主人公が逝ってしまい完結したはずの『ああ青春のマンガ全席』が、夏コミで頒布予定の「新つれづれ草」第12号で復活します。
時は21世紀から再び1970年代へ。
トキワ荘世代とクールジャパン世代の狭間で埋没しつつある、70年代マンガ青年たちの悲喜こもごもアレヤコレヤの世界が泣かせ(?)ます。

●コミケ参加サークル名:新つれづれ草
●期日:2015年8月16日(日曜日)
●場所:東京ビッグサイト、西ホール「た」11a

2015年3月24日火曜日

がんばれ!純喫茶

マンガの原稿の作画は、いろいろと道具も必要なので、机に向かってする。
べつにファミレスのテーブルで描いてもいいのだろうが、そこまでやる勇気はない。
一方、作画とちがって、構想を練ったりするのは、外に出て珈琲でも飲みつつという場合が多い。
現在だったらカフェなんだろうが、MacBookを起動してドヤ顔している人がいたりして、どうも落ち着かない。
ファミレスのほうがまだマシだが、時間帯によっては子連れが多くてうるさかったりするので居心地が悪い。
それに、カフェもファミレスも、ボクのお気に入りの所はいつのまにか閉店して、行ける場所が減ってきた。そりゃそうだろう、お気に入りの条件が、あんまり混んでなくて長時間居座れるというのだから、閉店するのもやむおえない。
生き残ったカフェやファミレスはいつも混んでいる。その原因の一つに、従来からあった純喫茶というものの激減もあるような気がする。これまで純喫茶に行っていた客も、行き場所を失って、しかたなくカフェに流れているのかもしれない。

滅び行く純喫茶の必須アイテムは、スポーツ新聞、マンガ雑誌、灰皿、ナポリタン用のタバスコ。
もっと伝統的なお店だと、テーブルにゲームが内蔵されていたりする。さらに古いお店だと、テーブルの上に、小さなピーナッツ販売機が設置されていることもある。
ソファは長年の埃を吸い込んで元の色がどんなだったかわからないくらいだが、妙に座り心地の悪いカフェのおしゃれなチェアよりも、こちらのほうがくつろげる。
お店のマスターも数十年前に脱サラして開業したものの、寄る年波には勝てず、あと何年営業できるかな〜といった感じの人が多い。
お客さんも常連がほとんど。たまに、初めての客が入ろうものなら、それまでのにぎやかな談笑が急に静かになり、何しに来たんだ?といったような視線をなげかけられる。
でも、店の片隅で常連さんのジャマにならないようにおとなしくして、珈琲を飲みつつノートを広げていると、そのうち店の雰囲気にもとけ込んでいく。そうこうしているうちに、思いもよらないマンガの面白い構想が広がったりするのが、純喫茶のいいところ。
そんな純喫茶も一軒、また一軒と消えていく。
もはや珈琲界の絶滅危惧種ともいわれる純喫茶だが、滅亡するのはしかたないにしても、最後の日までがんばってほしいと切に願う。
と言いながら、ついつい手軽なカフェやファミレスに行ってしまうのではありますがね。

2014年10月22日水曜日

note版『ああ青春のマンガ全席』完結!

2014年10月24日(金)より11月2日(日)まで、森下文化センター1階展示ロビーで開催される、21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』第5回マンガ原画展を記念して、『ああ青春のマンガ全席・完結編』をnoteのマガジンで公開しました。

2014年5月7日水曜日

マンガ全席第42話【その後の三人】


なんとなく共同事務所をたちあげてしまった三人だったが、運がよかったのか、実力があったのか、それぞれがそこそこ売れてきた。
毎日が仕事中心のスケジュールで進行していくなかで、彼らの姿を仕事場で見る事が、なぜかめっきり少なくなった。
本当に忙しい時は移動の時間ももったいないものである。そんな時間があれば少しでも原稿のページをかせぎたいものなのだ。
それに、最初は会社ごっこみたいで楽しかったものの、いつしか通勤するのに飽きてしまったということもある。
そんな状態が続いて、二年後には不動産屋さんとの賃貸契約の切れ目が縁の切れ目で、「3バカラス」も解散というか、発展的解消するのだった。
(いつになるかわからないけど、次回に続く)

2014年5月6日火曜日

マンガ全席第41話【マンガ深夜便】


マンガ家といえば徹夜だ。
とはいっても、昼も寝ないで夜も起きていたら、人間は死んでしまうので、この場合は単に昼夜が逆転しているだけなのだが。
この頃の徹夜のおともといえばラジオの深夜放送が定番だった。
ニッポン放送の「オールナイトニッポン」、TBSの「パックインミュージック」、文化放送の「セイヤング」、ラジオ関東の「ゴーゴーナイアガラ」、それぞれの好みの番組を聴きながら、朝焼けを迎えるまでペンを走らせる三人の若きマンガ家にこわいものなど何もなかった。
数十年後、すっかり中高年の体質になってしまい、徹夜ができなくなるなんて夢にも思わなかった三人だった。
(明日に続く)

2014年5月5日月曜日

マンガ全席第40話【良きライバルなのか】


時々はケンカしても、マンガ好きということでは共通な「3バカラス」のメンバーだから、たまには真面目にマンガについて語る事もある。
それぞれの作品を厳しく批評することもあるが、お互いにリスペクトもしているのだった。
しかし、マンガ以外のことでの対立は根深い。
それはエアコンの温度設定。
暑がりタイプの人間と、寒がりタイプの人間が、温度設定スイッチをめぐって戦うのは不毛である。
夫婦の離婚も、エアコンの温度設定が原因ということが多いらしいが、ましてや他人のマンガ家同士なら、争いは絶えない。
暑がりと寒がりの溝は深い。
(明日に続く)

2014年5月4日日曜日

マンガ全席第39話【机上の戦い】


これまで一人で孤独な作業を続けていたことにくらべると、マンガ仲間と一緒に机を並べて仕事をするのは楽しい…はずだったのだが。
仕事のやり方は、それぞれ微妙に違うので、お互いに気になり始めたら、たまらなくなる。
下がきの鉛筆線を消した時に出る消しゴムのカスを隣の席に散らかす、ベタ塗りを乾かすためのドライヤの熱風を浴びせかける、まるで小学生が席の隣同士でイザコザを起こすようなことになってしまったりする。
こんな時は、小学生と同じように席替えをして問題の解決をはかればなんとかなることもある。
ただ、3人の組み合わせだと席替えの組み合わせにも限度があり、必ずしもうまくいくとは限らない。何通りの組み合わせがあるのかは、3人とも計算に弱いので不明である。
(明日に続く)

2014年5月3日土曜日

マンガ全席第38話【禁止事項】


共通の仕事場で三人が集まって生活するとなると、いろいろと軋轢の生じる可能性がある。
それを未然に防ぐために、取り決めをすることになった。
仕事場なんだから、仕事以外の要素は排除するのが基本になる。
まずは、飲酒禁止。
タバコは当時は全員が喫煙者だったのでOK。
麻雀は三人でやれないこともないが、とりあえず禁止。
パチンコは、事務所のあるビルの1階がパチンコ屋さんなのでそこで楽しむことに決定。
同じく2階はキャバレーなので、それもそこでということになる。
ペットは意見が分かれたが、狭いスペースだし、仕事場には持ち込まない事に決めた。
いちばん問題になったのが、女性関係。
男ばかりのところに女性が入ると、何かと問題が起きそうなので、これは絶対に禁止ということで意見があった。
まぁ、三人とも全然もてないので、そんなことは気にする事ではなかったのであるが。
まさに杞憂。
(明日に続く)