2015年5月8日金曜日

鳥獣戯画「以外」展の愉しみ

午後6時頃に、東京国立博物館平成館で開催中の「鳥獣戯画展」の混雑状況をチェックしたら「入館待ち時間ナシ」だったので行ってみた。
たしかに入館の行列はなかったが、館内で鳥獣戯画全巻を見るには2時間以上待ちだった。

 館内は鳥獣戯画の巻ごとに行列に並ばされるシステムになっていて、それぞれの巻の行列がダーッと続いている。
それでも金曜は午後8時まで延長なので、これから空いてくるぞ…と思い入館した私がアホでした。
その後も続々と来場者が増え、外では再び入館待ちの列が伸び始めているらしい。
トーハクもこれではマズイと思ったか、更に1時間延長して9時まで開館しますよ〜と、スタッフが館内を駆け回って肉声で伝え始めた。

しかし、とてもこの行列に並ぶ気になれないので、方針転換して、列に並ぶ必要のない鳥獣戯画「以外」を見る事にした。
実は鳥獣戯画よりも楽しみにしていたのが華厳宗祖師絵伝。
こちらの展示ケース前は、それほど人もいないのでゆっくり見る事が出来た。
まぁ、これだけでも見る事が出来たのでヨシとしよう、と自らに言い聞かせて会場を後にしたのだった。

はたしてこれで鳥獣戯画展を見に行ったと言えるのだろうか?
この写真のウシさんは、大混雑の平成館を出て立ち寄った、とても空いている本館二階で展示中の鳥獣戯画模本です。

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