2018年3月3日土曜日

1971年の『ヤスジのポルノラマやっちまえ!!』を2018年に

東京国立近代美術館フィルムセンターの上映企画「発掘されたアニメーション映画2」で1971年制作の『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!』を見た。
1971年といえば、ボクはもうマンガ界の片隅をウロウロしていたが、このアニメーション映画のことは全く知らなかった。封切り当時に見ていたらどんな感想を持ったことだろう。
以下は47年後の2018年に見た印象。
全体に原作より落ち着いた絵柄。
そりゃそうでしょ、あのエネルギーにあふれる谷岡ヤスジ大センセイの絵は他の人には再現不可能。
年寄りがいいそうなセリフだが、もう年寄りだからあえて言うけど、谷岡ヤスジ大センセイの描線の勢いはアニメでは無理だと思う。紙質の悪い雑誌に印刷されるのが一番似合ってる。
映画としては、21世紀になった今の視点で見ると、内容云々ではなく1970年代のいい意味でも悪い意味でもノー天気さ加減が感じられて面白い。
時々挿入される、当時の首相を思わせる人物が笑える。
この人の兄弟の孫が、現政権を担っているなんて、全然笑えませんが。
【結論】
偶然見た映画だけど、見といてよかった〜と思えるモノでした。

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