2014年1月18日土曜日

広島風お好み焼き屋でジャズライブ

今夜は MITCH TOMMY & SHOWのライブを、広島風お好み焼き屋さん「ケンタウロス」で楽しんできました。
静かな曲のときには、ヘラが鉄板に当たる音が響き、お好み焼き屋ライブらしい盛り上がりでした。
会場では数十年ぶりに会う人の顔がよくわからなかったり、Facebookではお馴染みなので久しぶりと挨拶したら初対面だったりと、いろんな出会いがありました。
プロモータさんに、ギターの富永寛之さんを紹介してもらって、がっちり握手までしてしまいました。
今夜はギターだけでしたが、あの太い指で小さなウクレレ(NUTSCO 3M)を驚異的なテクニックで弾くTOMMYさんの演奏はライブでも冴えてました。
ライブが終わって、店の外に出たら雪だった。

2014年1月13日月曜日

電子書籍版ユキウシが出ました!


電子書籍版『ユキウシ』の公開が、eBookJapanより2014年1月10日にスタートしました。
アンドロイド版との大きな違いは、iPhoneやiPadでも読めることです。内容もアンドロイド版よりは少しだけ増量しています。
アンドロイド版は広告が出ますが、こちらは出ません。少しだけ立ち読みもできます。
ただし有料なんです。でも、紙の単行本よりは、お得なプライスです。
色もないし、音もないし、まるでサイレント映画のようですが、そのぶん飽きがこなくて長く楽しめるマンガです。
基本的には、ひとこまマンガの連作で、最後のページに来る頃には、最初の頃の内容は忘れているでしょうから、また新たな感覚で楽しめます。
昔の記憶は鮮明なのに、最近の事はすぐ忘れるような世代には最適かも(笑)しれません。

2014年1月8日水曜日

マンガ全席第14話【絵馬の効用】


マンガ全席第14話【絵馬の効用】
運も実力のうちという言葉がある。
漫画家に才能は必要だが、才能だけでうまくいくものでもない。
そんなこんなで、連載マンガの依頼がきますようにと、神様にお願いして絵馬を奉納した小津クンだった。
それが功を奏したのか、ひょんなことから、穴埋めではあるが連載の依頼がきた。
絵馬に書いた「願」が「願」になっていたのは、連載中の漫画家のセンセイの骨が折れるように呪いをかけたわけではなくて、単に漢字をまちがえただけである。本人は、ケガの功名だったなんて言ってるが、この場合その使い方は正しくない。漢字だけでなくことわざの知識もとぼしい小津クンだった。
(いつになるかわからないけど、次回に続く)

2014年1月7日火曜日

マンガ全席第13話【愛のメッセージ】


マンガ全席第13話【愛のメッセージ】
若者はいつの時代も恋をする。
それぞれの得意分野で愛のメッセージを告白する。
カメラマンは写真で、ミュージシャンは音楽で、漫画家はマンガで?
シャッターを切ったり、楽器を奏でる姿は絵になるが、漫画家が案を練る姿は、絵の事を考えているのに全然絵にならない。
しかも、締切までに完成しないことや、作品の出来が悪くてボツになることが、仕事でも恋愛でも、しばしば生じるのであった。嗚呼…。
(明日に続く)

2014年1月6日月曜日

マンガ全席第12話【予期せぬ未来】


マンガ全席第12話【予期せぬ未来】
漫画家になる夢を持つ若者、写真家になる夢を持つ若者、それぞれが未来を信じていた時代。
約40年が経ち、漫画家、写真家という仕事にはなんとか未来はあったが、ペンと紙、カメラとフィルム、という制作現場に関する事項の未来は大きく変化していた。
本屋さん、写真屋さんがどんどん減っていく時代になるなんてことを、この頃の誰が予測しただろうか。
予期せぬことが起きるから未来は面白いのかもしれないが、他はともあれ、ゲンパツ関連は予期せぬ事が起きてほしくないぞ〜!と海に向かって叫びたいココロだ〜っ。
(明日に続く)

2014年1月5日日曜日

マンガ全席第11話【路上の若者達】


マンガ全席第11話【路上の若者達】
1970年代、駅前の雑踏では、体格のいい若者に声をかけて自衛隊に勧誘する人がいた。その側でギターをかきならし自作らしい曲を歌うストリートミュージシャンみたいな若者もいた。今とちがって、楽器は安物だし、今でいうストリート系とはちがって本当に小汚かった。
手製のアクセサリーやら、自作の反戦詩集を売る若者もよく見かけた。詩集といっても、まだコンビニもなく、コピーもそれほど普及していない頃なので、ガリ版刷のものも多かった。
そんな若者達と、通りすがりの若者達が、路上に座り込んで、安いタバコをくゆらしながらとりとめなく未来を語り合うこともあった。まさか、自分たちがオヤジになった頃に路上喫煙ができなくなるなんて、想像もしなかっただろうが。まだ原付はヘルメット着用の義務もなく、そば屋のねじりはちまきのアンちゃんが、スーパーカブで出前をしていた頃のことである。
(明日に続く)

2014年1月4日土曜日

マンガ全席第10話【社会参加】


マンガ全席第10話【社会参加】
マンガ家といえども社会情勢と切り離して生きてはいけない。
小津クンたちも、新宿駅西口地下広場で展開していたフォークゲリラに参加すべく、ウクレレ片手に出陣するが、フィオークゲリラ側からも、それを規制する機動隊側からも相手にされないのだった。
ウクレレといえば、大正テレビ寄席牧伸二師匠のイメージが強かったせいかも知れない。
後年、ウクレレ4コマ漫画を描く事になるので、それの取材だったといえなくもないエピソードである。
(明日に続く)

2014年1月3日金曜日

マンガ全席第9話【Fの悲劇】


マンガ全席第9話【Fの悲劇】
引き続き楽器ネタが続く。
ギターを手にしたら最初に立ちはだかるのがFコードの壁である。
ちゃんと押さえたつもりでも、ビロ〜ンと間抜けな音しか出ないのは物悲しい。普通はここであきらめてしまうのだが、このマンガの登場人物達は妙にしぶとい性格だった。ひょんなことからギターをウクレレに持ち替え、とりあえず音楽活動を継続することにしたのだった。
まっ、ウクレレの方もまったく上達しませんでしたけど。
(明日に続く)

2014年1月2日木曜日

マンガ全席第8話【独創的グループ名】


マンガ全席第8話【独創的グループ名】
モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」の宣伝文句に乗せられて、1970年前後の若者達は、ネコも杓子もギターを手にしていた。
マンガ家兼アートスクール学生の小津クンも例外ではない。学校の仲間と、くだらないグループ名をつけてジャカジャカやってたもんだが、ギターよりはまだマンガの方が才能があるようで、やがてギターはケースにしまわれたままホコリをかぶることになる。
ゼブラのペン先も、後年ペンタブレットを使用するようになって、だんだん使用頻度が減り、グロス買いした箱のままホコリをかぶることになるのだが、現時点ではそんな事になるとは、知る由もないのだった。
(明日に続く)


2014年1月1日水曜日

2014年あけましておめでとうございます

ウマ年なのにこんな年賀状でごめんね。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

2013年12月26日木曜日

マンガ全席第7話【アは○○のア】



マンガ全席第7話【アは○○のア】
このマンガの主人公の小津クンもいよいよ高校卒業を迎え進路に悩んでいた。
高校時代に漫画家デビューし、学生と仕事の両立と言うか共倒れと言うか、いまいち決め手にかける状況に身を置いていたが、結局卒業後もその状態をしばらく続けることにしたのだった。
積極的選択ではなく、アシスタントも、アルバイトも、愛人もできそうにないという、消極的選択の結果である。昨今誰かが唱える「積極的平和主義」という意味不明なものよりは、賢明な選択といえるだろう。
それはさておき、学生という身分なら、いろんな面で学割特典があるのも魅力のひとつではある。漫画家という身分での社会的特典が、何もないのは今も昔も変わらない。

以下、第8話に続きますが、公開日は未定(たぶん来年)です。乞う、ご期待!
皆さん、よいお年を!

2013年12月25日水曜日

マンガ全席第6話【決断力】


マンガ全席第6話【決断力】
このマンガの舞台は、現在解体中の小学館ビル地下にあった純喫茶トップ。ここで打ち合わせをする関係者は多く、当時大人気だった「あのねのね」や、近藤久美子ちゃん(後の相本久美子)を見かけたこともあった。…と、いかんいかん、追想にふけってる場合じゃない、このマンガの解説をせねば。
このエピソード、作者のほぼ実話である。
駆け出しの頃に、その後の漫画家としての運命を左右するような編集者に巡りあうのも運のうちかも知れない。このマンガで小津クンにアドバイスする編集者のモデルになったHさんには、その後も作者の漫画家人生の節目節目で貴重な助言をいただくことになるのだった。
(明日に続く)