
先日、とあるレストランで、上品そうな老婦人二人連れの会話がきこえてきた。
「理想ばかり言っててもだめよね〜」
「そうよね〜」
お孫さんが若気の至りで何か無茶をしようとしているのを嘆いてるかの様子で、さらに会話は続く。
「停電になったら大変よ〜」
「そうよ企業も外国に行っちゃうわよ」
「そうしたらお金もなくなるでしょ」
「そうよね〜」
どうやらお孫さんの話ではなく、脱原発の動きに対しての思いらしい。
なおも会話は気づき、
「やっぱりお金が大事よね〜」
で落ち着いた模様。
放射能汚染のことは気にならない様子に、驚いてしまう。
将来出るであろう被爆した子供たちのことは話題にもならない。
ご自分たちのお孫さんに関連づけては考えないのだろうか。
だんだん腹が立ってきて、その原発推進ご婦人方のテーブルを、星一徹のちゃぶ台のように、ひっくり返したくなったがそこは自重した。
で、ワタクシは、このお上品な老婦人に、心の中でつぶやいた。
イノチアッテノモノダネ・・・。