専属契約を結んでいないかぎり、どこの出版社の雑誌で仕事をしようと、それは漫画家の自由なのだが、そこはそれ、なんとなく○○社系という感じになってしまう。
その理由はいろいろあるが、小津クンの場合は単純である。
打ち合わせ時に編集部でいろんなものを食べさせてもらう機会があるのだが、ここの編集部はロシア料理店から美味しい「ビフテキ弁当」の出前をとってくれるのだ。
他社の場合だと、社員食堂に連れていかれて「残業定食」なるものをふるまわれたりするだけだからこの差は大きい。
残業とビフテキの勝負なら、ビフテキの勝利は、火を見るより明らかなのだった。
それにしても、最近あんまりビフテキって言わなくなったね。
(明日に続く)