2009年2月5日木曜日

かくて深刻な、確定申告

出版社等から送られてくる昨年分の支払い調書もそろったので、早めに申告の下書きでもしてみるかと税務署から送られていた確定申告用紙の入っている封筒をあけてみて驚いた。
申告用紙は入っていたが、内訳書が入っていない。
この数年だいぶ簡略化されてきていたからとうとう内訳書も廃されたのか、ということは必要経費も記入する必要がないのか、ということは納税者を全面的に信じてくれるのか、うんうん税務署もやっと納税者性善説になったのかと感慨に浸ってみた。
でも、そんな話は耳にしていなかったので問い合わせてみたら、単なる内訳書の入れ忘れだった。
待つ事数日、写真のように美術家用内訳書は無事に届いた。
内容を確認したら、書き込む項目は去年までと変わらず、当然ながら必要経費を書く欄はちゃんとある。

写真左奥に見えるのは非売品のアップルカレンダー。
お正月のアップルストアの「Macで年賀状イベント」のエントリー記念にもらったもので、実はこれを見てもらうのが本日の主題なのだった。

2009年2月2日月曜日

【怪獣・SF映画特集】怪獣総進撃


東京国立近代美術館フィルムセンターで、2009年1月6日(火)から2月22日(日) の期間、【怪獣・SF映画特集】が催されている。
先日、その中の1本『怪獣総進撃 』を見た。
怪獣さんが出るは出るは、ゴジラ、モスラ、ラドン、ミニラ、キングギドラ、アンギラス、バラゴン、クモンガ、バラン、マンダ、ゴロザウルス。
怪獣オールスター総出演、怪獣の幕の内弁当状態の1時間半、見終わった後は、怪獣ごちそうさまでした。
時は20世紀末、すでに月に基地が出来ていて、月の基地から、小笠原の島の地下基地に電話がかかってくる。
その時の、取り次ぎ役のセリフが凄い。
「月から長距離電話です」
たしかにかなりの長距離ではある。

ここフィルムセンターは、通常はおじいさんの常連客が多く、上映中に大いびきの観客がよくいる。
どのくらいおじいさんかというと、戦前の映画を見て「子供の頃見たよなあ」と語り合うくらいの年齢である。
しかし、今回の【怪獣・SF映画特集】では、いつもの常連爺さん達の姿はほとんど見ない。
この特集の映画が封切られた頃、おじいさん達は働き盛りで映画なんて見る余裕もなく、したがって怪獣映画になんの思い入れもないからだろう。
そんなわけで、いつもの観客と違い若い男女の姿も目立つ。
これなら客席で大いびきなんてこともないだろうと思っていたら、同じ列に座った30代男性が上映前にいびきをかいて眠り始めた。
上映開始後は起きるだろうとたかをくくっていたら、上映を開始しても大いびきをかいている。
いつものおじいさん達と違って若いだけにいびきの音量も大きい。
しかし怪獣映画だから、怪獣の声に消されてそんなには気にならない。
とは言うものの、怪獣が出ない静かなシーンでは、場内に高らかにいびきが響き渡る。思わず周囲の人が振り返ってこちらを見るくらいだから、かなりの音量というのがわかるだろう。
結局、彼はほとんど眠っていたが、映画を楽しめたのか気になる。
しかし、老いも若きも大いびきの輩が出没するここフィルムセンターには、何か人を眠らせる魔物でも棲んでいるんじゃないだろうか。

2009年2月1日日曜日

iPhone生活5ヶ月 股間にワイン

きょうでiPhone生活も5ヶ月が過ぎた。
これまでのiPhoneにまつわる様々なシーンが脳裏をよぎる。先日も、とある某新年会に出席した時にたいへんな危機にみまわれた。

元々アルコールはほとんどダメな体質だったのに、この数年毎日水を2リットル飲む生活を続けているので、水以外の飲料は飲む気がしなくなっている。
常に水分がおなかにあるような状態なのに、更にビールをジョッキでグビグビなんてとても無理というものである。
そこでこのような席ではワインをいただくことにしている。
しかしワイングラスというものは脚が長細いからすこぶる安定が悪い。
この日も、ついうっかりメニューを持った手がグラスに触れて倒してしまった。
通常ならテーブルにこぼれて、ふいてしまえばどうということはないのだが、この時はいきおいよく飛び散り、ふんぞりかえって座っていたものだから、こちらのパンツ(昔でいうズボンね)の腰あたりをめがけてワインがふりかかってくる。
腰にはケースに入ったiPhone。
なんとかiPhoneに水気がかかるのだけは避けたいと瞬時に判断してとっさに腰をひねったら、ワインを股間部分でまともに受けてしまった。
股間はビショビショで、おしぼりで拭いても効果はない。
はいていたのがジーンズだったので、水分をたっぷり吸って、まるでおもらしをしたみたいな有様だ。白ワインだからまだよかったものの、これが赤ワインだったら、股間が赤く染まってまるで血尿が漏れたみたいだったろう。
さいわい店内の暖房が強く、しばらくしたら乾いたので、なにごともなかったように家路についたのだった。
ああiPhoneが濡れなくてよかった。

2009年1月31日土曜日

ソウルで日韓年賀状展


日韓ユーモア漫画家年賀状交流展2009のソウル展示が日本国際交流基金ソウル文化センターで、2009年2月2日(月)から2009年2月13日(金)まで開催される。
オープニングレセプションに出席するつもりでパスポートも更新したのに都合で行けなくなってしまった。
日本側世話人代表の田代しんたろう氏が出席されるから大丈夫なのだが、oDandyも世話人の一人として名を連ねているだけでなく。個人的にも行きたかったのに残念。
来年は行くぞと思ったが、実はこの催しは今回で12回目の干支一回りということでいったんお開きになるので、来年どうなるかは未定なのだ。
そんなわけで、期間中にソウルに行く予定のある方は、光化門近くに行ったら足を運んでみてほしい。
会場ではおだ辰夫の参加作品の前で「う〜む」とうなっていただきたい。

2009年1月30日金曜日

You Tube版『汗かきおちんこ君』第一章


このブログには『汗かきおちんこ君』第一章・自由への脱出はリンクしていなかったので、再度お知らせ。

You Tube版『汗かきおちんこ君』第二章


コミケに参加したマンガ同人誌「新・つれづれ草」で好評だった、原作ふんにゃかアシシ、作画ODA-SANの『汗かきおちんこ君』第二章・ゲーセンの怪人がYou Tubeに登場しました。

2009年1月29日木曜日

「妙心寺」展の玩具船

日本美術史の試験で、妙心寺の美術品についての問題がわからなかったことがある。
それ以来妙心寺が気になっていたが、今回その悔しさを解消すべく、とある日に東京国立博物館に出かけてみた。
正式名称は、開山無相大師650年遠諱記念特別展「妙心寺」という長〜いもの。

いちばん印象に残ったのは、国宝級の貴重な書画ではなく、重要文化財の『玩具船』。
秀吉の子供の棄丸のためのものと説明にある。子供なら充分に乗って遊べるくらいの大きさである。
船の横にはやはり棄丸用の小さな武具も展示してある。
このようなものが残っているところをみると、秀吉と妙心寺の関係は深かったんだろう。
件の日本美術史の試験問題だが、棄丸の船に関してのものではなかったと思うが、いったい妙心寺の何に関してだったかは覚えていない。
会期中にもう一度出かけて勉強したほうがいいかもしれない。

2009年1月28日水曜日

フィルセンで【怪獣・SF映画特集】

東京国立近代美術館フィルムセンターで、2009年1月6日(火)から2月22日(日) の期間、【怪獣・SF映画特集】が公開される。
先日、その中の1本で、千葉真一主演の『黄金バット』 を見て来たが、1966年制作なのに白黒映画だったのには驚いた。もうあの頃はカラー時代だったと記憶していたがそうでもなかったのか。
主演とはいっても千葉真一が黄金バットではない。兵器は作るは、光線銃をぶっぱなすは、頭脳より腕っぷしの戦う科学者なのだ。
千葉真一の上司の博士の娘役で出ているのが高見エミリちゃん。少女雑誌の表紙モデルだった頃の、若き日の姿が可愛い。今では代議士夫人におさまり、相当美食されたようである。

映画の方は、とにかく全編黄金バットとナゾーが「わはははは、わははは」と笑いあうのだが、客席は笑えない場面が続く。
蘇ったばかりの黄金バットが高見エミリに向かっていきなり「エミリよ」と呼びかけるシーンでは、場内が爆笑につつまれた。
なぜ初対面なのに名前がわかったんだろうか。
ナゾーの正体より、こちらの方がよほどナゾである。

この映画が封切られた頃、オダンディは子供だったが、まったく記憶がない。
あの頃のことだから何かと併映だったんだろうが、当時の子供達はこの映画を見て胸を躍らせたのか。それとも子供ココロにも、子供だましはダメだよと思ったのか。
真相は、とりあえず「わははははははは」と笑ってごまかしておこう。

2009年1月27日火曜日

You Tube 版『ウクレリアンの極み』オータサンスタイルの巻


ラピタネット掲載ウクレレ4コマ漫画『ウクレリアンの極み』の、未発表カラー5コマ版第一弾「オータサンスタイル」がYou Tube で好評公開中。
今後も、あと数本アップロードの予定、乞うご期待!

2009年1月26日月曜日

オダンディズム宣言

オダンディズムとは何か?英語表記はoDandyism。
ダンディズムのていねい表現である。

ダンディといえば、『ひょっこりひょうたん島』のダンディさんだ。
口笛のうまい殺し屋ダンディさんの姿を見て、大きくなったらこんなオトナになりたいとココロに誓ったあの日から幾星霜、こんなオトナになった。
そしてここに、オダンディズムを宣言する!