2014年5月22日木曜日

RGB+脳内変換=CMYK


これはFlashの作業画面です。
でもなんだか変でしょ?
FlashといってもAdobeのFlashではありません。いや、別にあやしいソフトを使っているわけではありません。
最新版のAdobe Flash Professional Creative Cloudの何代か前のMacromedia Flash 8というしろものです。
古いソフトなので、もちろんMac OS X 10.9 Mavericksでは動きません。現在動かしているMac OS X 10.6 Snow Leopardでもそのままでは無理なので、Rossettaをインストールしてなんとか動かしています。

そんなFlashで、印刷用のイラスト原稿を制作することもあります。
しかし、Webコンテンツなら問題ないのですが…印刷原稿だとRGBとCMYKの問題が出てきます。
どーゆー問題かとゆーと、モニタ表示の色と印刷された場合の色が同じではないとゆーことです。
どんな感じかとゆーと、ご覧のよーな感じです。
なので、印刷時のイメージを想像しながら、モニタを見つつ作業をすすめていきます。
作業中のRGB原稿を見ながら、エイヤッ!と頭の中でCMYK変換して作業をした結果、このよーに印刷されて一件落着と相成りました。

実は、今回いちばん見てほしかったのは色の問題ではなく、下の方に小さく描いたナメクジ君です。
編集部の担当さんからの依頼は、塩漬け壷と周囲の人物だけだったのですが、それだけじゃあ面白くないんで、そこはマンガ家らしく、頼まれてもいないのにナメクジ君を追加したのでありました。
で、掲載誌が届いた日、このページを家人に見せて「このナメクジがこのイラストのキモじゃ!」と無意味なドヤ顔をしたところ、「なぜにナメクジ?」とゆー意外な反応がかえってきました。
「い…いや、だから塩とナメクジで…」と説明したところ、「いまどき塩でナメクジを連想するなんて、そんなの誰も気付かないわよガハハハ〜」とまさに一笑に付されてしまったのです。
は〜、こちらが意図したことって、なかなか相手には伝わらないものなんですね。
日経マネー7月号「塩漬け投信見直しクリニック」より。)

2014年5月19日月曜日

本+note=ウクレレの腕前アップ?


富永寛之さんの『ジャズアレンジでたのしむソロ・ウクレレ映画音楽集』を開きつつ、富永さんのnoteで動画を視聴中。
まずは「オーラ・リー」から♫


2014年5月17日土曜日

noteで投げ銭マンガを公開してみた


noteでのコンテンツ公開には無料と有料があります。
投げ銭スタイルというのもあります。
有料コンテンツだけど全ページを公開して、もしよろしかったら投げ銭を!というものです。
公開形式にもいろいろあって、画像公開だと投げ銭設定がどうもうまくいきません。何かやり方があるのだとは思いますが、現状では表紙だけが見えて課金後に全てのページが見えるようになる設定しかできません。
で、マンガなのにテキストコンテンツ公開設定でやってみたら、有料設定でも全ページ公開できました。
ただ、最低でも100円の設定なのですが、10円くらいから設定できれば、ちょっと投げ銭でもしてみようかという気になる人も、もう少しは出てくると思うんですがね〜。
というわけで、『ウクレレトノサマ』4ページを公開しました。

2014年5月16日金曜日

原稿かくれんぼ


"シニアのシニアによるシニアのための、21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』" のWeb配信サイトがスタートして1年がたちました。
その間、Y編集長のパシリとして校正(別名アラ探し)のお手伝いをしてまいりました。
そんなわけでこの1年は、他のメンバーの原稿の誤字やら修正ミスを鋭く指摘する(自分の原稿には甘いですが、他人の原稿には厳しい性格です!)のに忙しく、自作の公開はほとんどできませんでした。

Web配信スタート1年を機に、そろそろ自分でもWeb公開作品に何か出したいと考えて、以前ラピタネット(小学館)で連載していた『親愛なるカブ』というマンガを提供することにしました。
『親愛なるカブ』は4コマ漫画なのですが、毎回カブに関する短文と4コマ漫画のセットで、Webのみで公開された形式のため、マンガ部分は低解像度ファイルしかありません。この機会に高解像度ファイルを作っておけば、将来何かいいことがあるかも(使いマワシとも言う)知れないので、さっそく原稿を用意しようと思ったところ、影も形もないのです。
たしか1年くらい前まで机の下あたりにまとめて紙袋に入っていた記憶があるのですが、いったいどこに行ってしまったのかさっぱりわかりません。
同時期に描いていた原稿もいくつか見当たらないので、たぶんそのへんの原稿と一緒にひとまとめになって、どこかでかくれんぼう遊びをしているのでしょう。

これまでの経験から、原稿やらファイルがなくなった時は、へたに探すよりは新たに制作した方が早いという教訓を得ていますので、今回もそうしようかと思いましたが、そこまでのエネルギーはありません。
幸いにも『親愛なるカブ』はeBookjapanで2巻分ほど電子書籍化されていて、世の中から完全に消えたわけではありませんが、原稿はいまのところ消えたままなので、当面ネット配信版・新つれづれ草での公開はあきらめて、鬼の校正マンとしてがんばるしかないようです。

それにしても、原稿はどこにいったのでしょう…神隠し?
いいえデータ原稿ではないので、紙隠し…。

2014年5月11日日曜日

実験note(?)公開

TwitterのようでTwitterでない、FacebookのようでFacebookでない、ソレは何かとたずねたら、あ〜それはnoteかも、ベンベン♫
https://note.mu/odasan

2014年5月8日木曜日

Android対応無料マンガアプリ『ユキウシ』第5話


ここで告知するのを忘れてましたので、ちょっとお知らせ。
2014年4月29日、Android対応無料マンガアプリ『ユキウシ』(作・ODA–SAN)に第5話が追加されました。
無料というくらいだから、当然ロハ(この言い方最近あんまりきかないですね)、つまりタダです。

2014年5月7日水曜日

マンガ全席第42話【その後の三人】


なんとなく共同事務所をたちあげてしまった三人だったが、運がよかったのか、実力があったのか、それぞれがそこそこ売れてきた。
毎日が仕事中心のスケジュールで進行していくなかで、彼らの姿を仕事場で見る事が、なぜかめっきり少なくなった。
本当に忙しい時は移動の時間ももったいないものである。そんな時間があれば少しでも原稿のページをかせぎたいものなのだ。
それに、最初は会社ごっこみたいで楽しかったものの、いつしか通勤するのに飽きてしまったということもある。
そんな状態が続いて、二年後には不動産屋さんとの賃貸契約の切れ目が縁の切れ目で、「3バカラス」も解散というか、発展的解消するのだった。
(いつになるかわからないけど、次回に続く)

2014年5月6日火曜日

マンガ全席第41話【マンガ深夜便】


マンガ家といえば徹夜だ。
とはいっても、昼も寝ないで夜も起きていたら、人間は死んでしまうので、この場合は単に昼夜が逆転しているだけなのだが。
この頃の徹夜のおともといえばラジオの深夜放送が定番だった。
ニッポン放送の「オールナイトニッポン」、TBSの「パックインミュージック」、文化放送の「セイヤング」、ラジオ関東の「ゴーゴーナイアガラ」、それぞれの好みの番組を聴きながら、朝焼けを迎えるまでペンを走らせる三人の若きマンガ家にこわいものなど何もなかった。
数十年後、すっかり中高年の体質になってしまい、徹夜ができなくなるなんて夢にも思わなかった三人だった。
(明日に続く)

2014年5月5日月曜日

マンガ全席第40話【良きライバルなのか】


時々はケンカしても、マンガ好きということでは共通な「3バカラス」のメンバーだから、たまには真面目にマンガについて語る事もある。
それぞれの作品を厳しく批評することもあるが、お互いにリスペクトもしているのだった。
しかし、マンガ以外のことでの対立は根深い。
それはエアコンの温度設定。
暑がりタイプの人間と、寒がりタイプの人間が、温度設定スイッチをめぐって戦うのは不毛である。
夫婦の離婚も、エアコンの温度設定が原因ということが多いらしいが、ましてや他人のマンガ家同士なら、争いは絶えない。
暑がりと寒がりの溝は深い。
(明日に続く)

2014年5月4日日曜日

マンガ全席第39話【机上の戦い】


これまで一人で孤独な作業を続けていたことにくらべると、マンガ仲間と一緒に机を並べて仕事をするのは楽しい…はずだったのだが。
仕事のやり方は、それぞれ微妙に違うので、お互いに気になり始めたら、たまらなくなる。
下がきの鉛筆線を消した時に出る消しゴムのカスを隣の席に散らかす、ベタ塗りを乾かすためのドライヤの熱風を浴びせかける、まるで小学生が席の隣同士でイザコザを起こすようなことになってしまったりする。
こんな時は、小学生と同じように席替えをして問題の解決をはかればなんとかなることもある。
ただ、3人の組み合わせだと席替えの組み合わせにも限度があり、必ずしもうまくいくとは限らない。何通りの組み合わせがあるのかは、3人とも計算に弱いので不明である。
(明日に続く)

2014年5月3日土曜日

マンガ全席第38話【禁止事項】


共通の仕事場で三人が集まって生活するとなると、いろいろと軋轢の生じる可能性がある。
それを未然に防ぐために、取り決めをすることになった。
仕事場なんだから、仕事以外の要素は排除するのが基本になる。
まずは、飲酒禁止。
タバコは当時は全員が喫煙者だったのでOK。
麻雀は三人でやれないこともないが、とりあえず禁止。
パチンコは、事務所のあるビルの1階がパチンコ屋さんなのでそこで楽しむことに決定。
同じく2階はキャバレーなので、それもそこでということになる。
ペットは意見が分かれたが、狭いスペースだし、仕事場には持ち込まない事に決めた。
いちばん問題になったのが、女性関係。
男ばかりのところに女性が入ると、何かと問題が起きそうなので、これは絶対に禁止ということで意見があった。
まぁ、三人とも全然もてないので、そんなことは気にする事ではなかったのであるが。
まさに杞憂。
(明日に続く)

2014年5月2日金曜日

マンガ全席第37話【記念写真】


まだデジカメがなかった時代、撮影した写真はすぐに見る事はできなかった。
数ヶ月後に現像に出してできあがった写真を見たら、ピンぼけだったり、目をつむっていたり、結果を見るまでハラハラドキドキしたものだった。
この三人も事務所開きの日に記念撮影したものの、どのように写ったかを確認するにはかなりの時間が必要だった。
で、その結果といえば、みごとに三人の顔は画面に入っていなくて、背景のボードが堂々と画面を占めていた。
そのボードに書かれた仕事のスケジュールは、まったくのデタラメ。
日付を見たら4月1日だったので、たぶんエイプリルフールのつもりだったのだろう。
(明日に続く)