2010年4月1日木曜日
博ボラ日誌その5 生半可な語学力でオウム変身
まだ研修は、全行程の半分しか受講していないのに、今日からいきなり博物館ボランティア実践編。
いちおうアジア系言語ができると(習熟度問わずの条件付き)いう自己申告で合格したので、着物型ポストカードを作るコーナーで韓国人らしき人に声をかけたら、案の定韓国人だった。
しばらくして、できあがったポストカードを手にしたその韓国人が、こちらになにか言っている。
どうやら「・・・行ってもいいのか?」と言ってるようだ。
どこに行きたいのか、どうしてもわからないので、困った時の復唱作戦に突入。ひたすら相手の言うことをこちらも繰り返すのみ。完全にオウムと化した私。
業を煮やした彼女が、ちょっと言い方を変えた。
どうやら今度は、「これは贈り物なのか?」と言っているような気がするので、「そうだ私からの贈り物だ」とキッパリ言い切ったら(ちょっとちがう気もするが)、安心したようにポストカードを手に去って行った。
1時間後、館外でコーヒーを飲みながら休憩していたら、頭の中でジグソーパズルがカチッとはまった。
どこかに行きたいのではなく、「これを持って行ってもいいのか?」と言っていたのだ。
ああ、すっきりした。
ふと前方を見ると、問題の韓国人がこちらにやってくるのが目にはいった。
あわてて伏し目がちにコーヒーの残りを飲み始める、桜の樹の下で。
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