●第2話【1969年の夏合宿】
マンガ同人誌『またずれ草』のメンバーはほとんどが学生だったので、実際に顔を会わせるのは夏休みということになる。メンバーのアパートに集合して、さながら夏合宿の様相を呈していた。
本編の主人公の小津忠男クンも、夏休みを利用して上京してきたのだが、そのうち自分もマンガ関係者が多くいるという練馬区に住もうと考え、ついでに不動産屋の物件を眺めてみた。そこで目にしたのは「マンガ関係者お断り」の注意書き。マンガ関係者って、どんな人たちなんだと、少しばかり不安になるのだった。
(明日に続く)
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