2014年7月19日土曜日
40数年前、鳥取の「かつ江さん」なんて知らなかった。
画面は最近話題の鳥取城跡ゆるキャラ「かつ江さん」が題材の4コマ漫画制作ウインドウですが、描きながら思い出したのは40年以上前、僕がまだ高校生だった頃に、鳥取城跡公園で過ごした一夜のこと。
季節も丁度今頃、もうすぐ夏休みになろうとしていたある日、「よし、今日から自主的夏休み開始!」と、勝手に決めて旅に出たのでした。
旅と言ってもお金がないので、日本地図とタオルケットをバッグに詰め込んで、ヒッチハイクをするというスタイルです。交通手段はヒッチハイクで無料だし、宿泊も公園などで眠る野宿なので無料という、移動するホームレス状態旅行です。
そして、自主的に夏休みをスタートして数日後の夕方には、なりゆきで鳥取にたどり着いていました。
まずはその日の寝ぐらを決めなければいけません。野宿の定番はなんといっても公園です。
ひとくちに公園といっても、住宅街の公園よりも、城下町だったらたいてい高台にある城跡公園のような場所が眺めもいいし、不審者と間違われて通報される心配も少ないのでオススメです。まぁオススメしてもあまり公園で眠る人はいないと思いますが。
このセオリーに従い、その日の宿泊は鳥取城跡公園に決めて、夕闇せまる中、ベンチで和んでいました。
そこにやって来たのが地元の不良高校生っぽいアンチャン。話してみると、外見通りの地元の不良っぽい高校生でした。そのうち、彼が晩飯をおごってくれるというので、二人で向かった所は近所の高校の校舎。彼はここの定時制高校生だったのです。食堂に案内され、給食のようなものを食べさせてもらって、その夜は鳥取城公園で眠ったのですが、それは夢も見ないくらいの熟睡でした。
まさか40数年後に「鳥取城跡ゆるキャラ」を題材にした漫画を描くなんて夢にも思わずに。
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