ここんとこ『チェロ湖』(いしいしんじ)を読んでます。ファーストインプレッションは、これだけ重いと立ち読みには向いてません。
で、3分の2くらいまで読み進めたところで、半世紀以上前に読んだ『ビートルズ』(ハンター・デヴィス著)に意識が移り、AKIRA君のことを思い出した。
1960年代後半、全国的にメンバーがいるマンガ同人誌に参加していた僕とAKIRA君は、年齢も同じということもあり文通してました。まだ電子メールなんてなかった時代です。二人ともマンガも好きだけど音楽も好きだったので、もう末期だったビートルズについても語り合ったりしてたもんですよ。
時は移り1970年代。僕の住んでいたアパートに彼が遊びに来て、本棚から『ビートルズ』を見つけて貸してよというので、いいよと言ったわけです。
その時点で、もう僕は読み終えていたので半ばプレゼントのつもりだったんですが、数ヶ月後に資料として必要になり、彼の下宿先まで行ったと思ってください。
この時代スマホなんてありませんから、誰かに会うにしてもなんの連絡もいれずに直接行くのがフツーでした。うまく会えなかったらどーすると思うアナタ、その疑問もっともです。答えは、会えないならまた出直すです。
これが、待ち合わせ先が喫茶店だったら、もう少し現在に近い展開になります。キーワードは電話。ただしスマホではなく喫茶店のピンク電話。待ち合わせ時間に遅れそうになったら、外から喫茶店に電話をかけ、呼び出してもらう便利なシステム。
「〇〇さん、いらっしゃいましたら、お電話です」なんてウェイトレスさんが店内のお客さんに声をかけてくれます。
閑話休題。
さて、大学生になっていたAKIRA君の下宿先に着きました。ところが彼は夏休みで帰省して不在でした。下宿は下駄屋の2階で、ご主人に事情を話したところ、部屋に入ってその本があったら持っていきな、とのことでさっそく勝手に部屋に入って本を探して、メモを残して帰路についたもんです。まぁ、夏休みが終わったらまた会う機会もあるしと思っていたところ・・・アッという間に半世紀以上の月日が流れ・・・・この続き、AKIRA君から半世紀ぶりにメールが届き、会おうじゃないかとなった顛末は、シニアのシニアによるシニアのための21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草第23号』ペーパーバック版掲載の「約50年ぶりのハロー&グッドバイ」に描きましたので、よろしかったらどうぞ。
今ならサンプルページ公開中でして、なんと「約50年ぶりのハロー&グッドバイ」は全ページ分無料で読めます。Amazonさん太っ腹です。
なんだか話が流れすぎ、本題の『チェロ湖』から遠いエピソードになってしまいましたが、いい本というのは読みながらいろんなことを頭の中で渦巻かせるものですから、この本は素晴らしい!と断言しておこう!といっても、まだあと13mmくらい残ってますが、楽しみながらチビチビ読んでいきます。

0 件のコメント:
コメントを投稿