この美術館は、入り口付近で来館者に「ゴメン」とあやまっている。
理由は最寄りの駅から遠いからなのだが、ずいぶん腰の低い美術館だこと。
現在は『
奥絵師・木挽町狩野家~お殿さまに仕えた絵師たちの250年~』を開催中。
なんと、ガラスケースに入った状態の展示ではなく、畳敷きスペースに展示中の屏風は、座布団にすわってゆっくり見ることができる。
やっぱり屏風は立って見るのではなく、すわって見る方が落ち着くし、眼前にせまる画面は、単眼鏡なんか必要ないくらはっきり見える。
しかも、この展示は、観覧料無料!
「ゴメン」などとあやまらないで「エヘン」と胸をはってもいい美術館なのだった。
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