2002年に第2巻が出てからなんと13年も放置状態だった電子書籍版『親愛なるカブ』の第3巻の準備作業を始めました。
あらためて1巻2巻をチェックしたところ、誤植は両巻とも一カ所ずつしかありませんでした。
このページ数でこれだけなら、まぁいいでしょうと自分にOKを出します。
これが、編集のお手伝いをしている、21世紀中高年マンガ同人誌『新つれづれ草』の原稿だったらそうはいきません。
自分の原稿の少々のミスには甘いのに、他のメンバーの原稿の些細なミスは見逃さずビシバシ指摘してNGを連発し顰蹙をかっています。
他人に厳しく、自分に甘い性格がモロに出ています。
話し戻って、『親愛なるカブ』第3巻です。
1巻2巻とも、見開きにエッセイと4コマという構成でしたが、これを今 iPad mini で見ると丁度いい感じです。1巻2巻が出た頃は、まさか10数年後にタブレット端末で見るなんて思いもよりませんでした。
てなわけで第3巻もこんな感じでヨロシクといきたいところですが、諸般の事情でエッセイ部分はカットして、1ページに4コマを2本という構成になります。
しかし、ラピタネット(小学館)で連載当時はエッセイと4コマで1セットだったので、4コマだけだと意味がよくわからなくなるマンガも出てきます。
そこで、わかりやすくするために全篇に渡って大幅に加筆修正し、更に未発表作も含めてまとめる予定です。
原稿を整理しつつあれこれ見ていると、それぞれの原稿を描いた頃のことを思い出して、ついつい手がとまります。
大掃除を始めたら、押し入れの奥や、机の抽き出しから出てきたアレヤコレヤが気になって、なかなか作業がはかどらない状態に似ています。
でも今しみじみ思うのは、これが電子書籍でよかったなぁ〜ということです。
もしもコレが紙版だったら、13年間も動きがないシリーズなんて、とっくに絶版でしょうから(笑)。
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