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2021年5月29日土曜日

雨に消えたK君

50年来のマンガ仲間の一人が、3ヶ月前に亡くなっていたのを、3日前に知った。
彼は傘を持たない人だった。
雨が降りそうな日だけでなく、雨が降っていても傘を持たなかった。

何かの待ち合わせや集まりにも、必ず遅れてやってきた。
雨の日ならズブ濡れで。
ヌーッとやって来て、挨拶もせず、帰るときもフッといなくなる。
寡黙な彼の口癖は「ええねん、ええねん」と「知らん」。
ブアイソーでブッキラボーで、いつもどこか遠くを見ていた。

供養替わりに彼のブログを読んだら、彼の楽しかった日々の出来事がポツポツと並んでいた。
そのシーンのいくつかは、ボクも現場にいたが、その場では、すごく不機嫌そうで、とても楽しんでいるようには見えなかった。楽しんでいないどころか、イヤイヤ感満載で、もう二度と来たくない雰囲気をプンプン噴出していた。実は、すごく楽しんでいた彼だったのか。50年も顔を合わせているのに、よくわからないヒトだった。

今回もフッと消えてしまった。
もちろんアイサツなしで。
すごく彼らしく。

2021年4月25日日曜日

「オダマンガドットコム」常時SSL化完了!

ここんとこ、あれこれやって、なんとか、公式サイト「オダマンガドットコム」の常時SSL化が完了しました。
最後にドメインリダイレクト設定をして、httpでアクセスした訪問者を、httpsに転送できるようになってメデタシ、メデタシ。
ついでに、サイト内コンテンツも整理して、FLASH関連は全てサヨナラ、サヨナラ。

あ〜疲れた。

2021年4月24日土曜日

『グループサウンズ文化論』を読みつつGSと学生運動とマンガ同人誌について考えるのココロだ〜っ♪

著者は稲増龍夫さん。なにっタツオとな?とゆーことは同世代、タツ年生まれだな。
GS全盛の1960年代後半、あの頃の空気を吸っていた少年が、21世紀にリッパなおじさん(そろそろオジーさんかも)になって、GSについて熱く語り考察する一冊。
GSといってもガソリンスタンドじゃないよ、グループサウンズだよ、と定番の懐かしギャグを思いつつ、本書を読み進める。

ワタクシ的には、GS全盛のほぼ同じ時期に、マンガ同人誌活動に参加していたのを思い出す。机に向かってマンガを描きつつ、つけっぱなしのラジオからGSの曲を耳にしていたが、番組に送るリクエストハガキにGSの曲を書いたことはなかった。
それでも、この本に出てくるGSの半分以上は知っているぞい。当時、GSのオッカケをしていたらしい妻は、さすがにほとんど知っていたが、クラウン泡沫四天王GSのプレイボーイは知らなかった模様。

GS全盛時のころは、学生運動も70年安保を前にして、全盛時だった。
ワタクシも、当時のバカな高校生のご多分に漏れず、ヘルメット被ってデモに参加してたわけですよ。
その頃の、ある日の行動
●午前、寝坊して学校に遅刻
●午後、自主早退して街に出て映画(よくわからないけど小難しそうな映画を見たりするが、やっぱりよくわからない)でも見て画材屋なんかをひやかす。
●夕方から70年安保粉砕のデモ(69年頃がピークで実際の70年は下火になっていた)集合会場に行く。ベ平連か、ニャロメ反戦に飛び入り参加。
●帰宅して遅くまでマンガを描く。
●朝寝坊して…の繰り返し。

とまぁ、GSと学生運動とマンガ、なんかよくわからないけど、妙に熱いエネルギー噴出の時代でした。
そんな、当時の「あの時若かった」面々も、今では押しも押されぬジーさんバーさんになりイロイロ大変ですが、それでも「今日を生きよう」と思わせてくれる、そんな一冊。

2021年4月10日土曜日

『おやおやボケトルズ』のタイトルをFLASHで描画

過日、「もう使わないぞ宣言」をしたFLASHですが、またまた未練がましくFLASHで作画してしまいました。 

東京スポーツ火曜日発売号連載の『おやおやボケトルズ』が4月からリニューアルしたのを機に、タイトルカットも新しくすることになり、今度こそコレが最後のご奉公とばかりにFLASHを起動して、こんなのを描きましたよ。

2021年3月29日月曜日

Kindle版『われら婦夫(ふふう)10 』が出ましたよ。

紙単行本版は1984年発行の第9巻でストップしていた『われら婦夫(ふふう)』が、なんと2021年になってKindle版で続編が出ました。 

37年も経ってから、こんな形で世に出ることになるなんて、クリビツギョーテン!などと、37年前でも古い表現で驚いてみました。 

 カバー画像は、久しぶりに描いたキャラクター。 連載終了後35年経ってますが、意外と手が覚えていたみたいで、ちゃんと描けたわい、と文字通り自画自賛。 

まだまだ単行本未収録作はたくさんあるので、老後の楽しみにとっておいて、残りもそのうち発表しようと考えていたら…すでに老後に突入していることが判明。 そんなわけで、今後も続々リリースしていく所存であります。 乞う、ご期待! 

2021年3月20日土曜日

大菩薩峠と二笑亭と飯田蝶子

電子書籍版『大菩薩峠』を読んでいる。
読み進むうちに、主人公の机竜之介の存在がどんどん薄くなり、なんだかよくわからない人物たちが入り乱れて、あっちゃこっちゃ動き回る展開が面白い。この雰囲気、何かに似てるな〜と思ったら、杉浦茂マンガの世界なのでは!
併せて『二笑亭奇譚〜五〇年目の再訪記』を読んでいる。
『大菩薩峠』が連載されていた同時代に、富豪が建てた謎の建築物に関するあれやこれや。まだ前半しか読んでないけど、節孔窓、和洋合体風呂、九畳の間、昇れぬ梯子、等々が出て来て興味深い。後半には赤瀬川原平の小説もあって、楽しみ、楽しみ!
合間にAmazonプライムで、小津安二郎監督の初トーキー作品『一人息子』を観る。
主演は飯田蝶子。1936年製作の映画なのに、すでにオバーさん女優なのは流石!

こんな本を読んだり、映画を見ていると、なんだか数十年前の、大きな地震の後にオリンピックが中止になった世界にタイムスリップしそうな気がしてきた、春分の日の昼さがり。

2021年1月30日土曜日

Flash引退記念ハイパーカード白黒スタック風Kindle本『ユキカバ』がAmazonから出ました!

 2020年12月31日、ついにFlashが引退したのを記念して、Flashよりもう〜んと早くに引退してしまったハイパーカードの白黒スタック風Kindle本『ユキカバ』を、Flashで作画してみました。 

思えば、20世紀末にFlashとハイパーカードに出会わなかったら、その後のボクのマンガ家人生も大きく変わってしまったことでしょう。 さて、これからはどんなソフトウェアと出会うことになるのか、少し楽しみでもあります。 

と言いながらも、ラフは紙に手描きなんですけどね。 

2021年1月1日金曜日

2021年あけましておめでとうございます

まっ、昨年中はいろいろありましたが、たぶん今年もいろいろあります。てなわけで、本年もヨロシクお願いします。

2020年11月24日火曜日

フェリーニと影丸

枯葉が風に舞い踊るのを見ていると、まるで「フェリーニの映画」か、伊賀の影丸の「木の葉隠れ」の術中にいるような気がする。 

まっ、どちらにしても、いささか例えが古い。 

枯れ葉に混じって、マスクもヒラヒラしてるのが、2020年っぽいね。

2020年11月3日火曜日

Kindle版サイボー牛ウッシー(1) 出たモ〜!

 1970年代後半、「マンガくん」(小学館発行)に連載した『サイボー牛(ギュー)ウッシー』の、Kindle版第1巻が出ました。

「マンガくん」は、その後、「少年ビッグコミック」になり、更に「ヤングサンデー」になりましたが、『サイボー牛(ギュー)ウッシー』は「マンガくん」時代に掲載されたギャグ漫画です。

 紙の単行本化はされなかったのですが、このたびKindle版『サイボー牛(ギュー)ウッシー』として、再登場しました。

思えば、「マンガくん」がなくなる頃に、児童マンガという言葉もきかれなくなったような気がします。

おだ辰夫作品も、その後は青年誌に活動の場を移していきます。

2020年9月29日火曜日

Kindle版『主夫の友男』第9巻ボツ表紙画像

『主夫の友男』Kindle版第9巻の、 ボツにしたカバー原稿案。
第8巻まで、ずっとZenbrush2で描いていたので、最後くらい手描き線でいこうと思ったのですが、やはりここまでの路線を踏襲して、Zenbrush2で描いたものを採用しました。
たぶん、このキャラクターを描くのは、これが最期でしょう。
ありがとう!友男さん!

2020年9月10日木曜日

Kindle版『主夫の友男』第8巻!

Kindle版『主夫の友男』第8巻が出ました。 今回のカバーは、iPad版 Procreate で描きましたが、例によって、画風は変わりません。

2020年8月22日土曜日

Amazon著者ページできました。

Amazon著者セントラルに参加して、とりあえずこんな感じのAmazon著者ページができました。
どうやってアクセスしたらいいのか、よくわからないので、おだ辰夫ページにリンクを貼っておきます。

2020年7月19日日曜日

主夫の友男(7) Kindle版が出ました!

 Kindle版主夫の友男(7)が出ました!
今回のカバーも、iPad+Apple Pencilの組み合わせで描きましたが、使用ソフトは、いつものZen Brush 2 ではなく、Procreate
とは言っても、画風は変わりません。

2020年6月20日土曜日

Kindle版『主夫の友男』第6巻出ました!

SF(主夫)4コマ漫画Kindle版『主夫の友男』第6巻が出ました!
マンガの舞台は1990年後半ですが、カバー画像は2020年らしく、台所でSF(主夫)仲間との、Webミーティングの図。

2020年6月9日火曜日

iPadでマウスを!

iPadのシステムを13.5.1にしたら、そのへんでホコリを被っていた、ものすご〜く古いBluetoothマウス接続できた。
わかりにくいけど、画面左上部の、灰色の丸が、マウスカーソル
描画はアップルペンシルのほうが描きやすそうだけど、案外マウスでも大丈夫かもしれないので、そのうち挑戦してみる。
なんせ、その昔は、コロコロころがるボールマウス+スマートスケッチで描いた原稿を、フロッピーディスクで渡していたジーさんですから。ごほごほっ!

2020年5月12日火曜日

Kindle版『主夫の友男』第5巻出ました!

初出は、漫画ゴラク1990年ですが、Kindle版のカバーは、2020年らしくアマビエ様が登場!

2020年4月27日月曜日

Kindle版『ユキウシSE4』出ました!

Kindle版『ユキウシSE4』出ました!
カバー画像のマスクは、小さいというよりも、ユキウシの顔が大きいんです。

2020年4月24日金曜日

Kindle版『主夫の友男』第4巻出ました!

Kindle版『主夫の友男』第4巻出ました!
内容は、1990年に漫画ゴラク連載の4コマまんがですが、Kindle版のカバーは2020年版らしく、家族三人で二つのマスクの図。

2020年4月4日土曜日

Kindle版『おやおやボケトルズ』第3巻出ました!

東スポで連載中の、熱血遠距離介護4コマまんが&短文『おやおやボケトルズ』。
このたびKindle版『おやおやボケトルズ』第3巻が出ました!
今回は、カバーに猫のヤンヤンが初登場ですが、顔が作者名で隠れてしまいました。
素顔は本文でどうぞ。