2012年4月11日水曜日

博ボラ日誌その53 博物館で海洋堂フィギュア


現在、トーハクで楽しめる「がちゃがちゃ」は2種類ある。
ひとつは、3月26日のエントリで紹介した、東京国立博物館140周年特別展「ボストン美術館日本美術の至宝」のもので、価格は300円。
もうひとつは今回紹介の『考古学ミニチュアカプセルフィギュア』第1集で、価格は400円。
こちらの制作は海洋堂。
カプセルマシンは、平成館考古展示室前と本館地下ミュージアムショップに置いてある。
フィギュアは、人面付壺形土器、遮光器土偶、埴輪 踊る人々(小)、 埴輪 踊る人々(大)、 袈裟襷文銅鐸、 埴輪犬の6種類がある。
先日、博物館ボランティアに行ったとき、試しにがちゃがちゃしてみたら、人面付壺形土器が出た。
お目当てのものじゃないのでもう一度がちゃがちゃしたら、またしても、人面付壺形土器が出た。
もう一回やっても人面付壺形土器が出そうなので、もうやらなかった。
秋には『考古学ミニチュアカプセルフィギュア』第2集が出る予定らしい。
それまでになんとか第1集の全種類をゲットしたいものだが、大量の「人面付壺形土器」に囲まれてしまいそうな予感がする。

2012年4月8日日曜日

恐縮する美術館


この美術館は、入り口付近で来館者に「ゴメン」とあやまっている。
理由は最寄りの駅から遠いからなのだが、ずいぶん腰の低い美術館だこと。
現在は『奥絵師・木挽町狩野家~お殿さまに仕えた絵師たちの250年~』を開催中。

なんと、ガラスケースに入った状態の展示ではなく、畳敷きスペースに展示中の屏風は、座布団にすわってゆっくり見ることができる。
やっぱり屏風は立って見るのではなく、すわって見る方が落ち着くし、眼前にせまる画面は、単眼鏡なんか必要ないくらはっきり見える。
しかも、この展示は、観覧料無料!
「ゴメン」などとあやまらないで「エヘン」と胸をはってもいい美術館なのだった。

2012年4月3日火曜日

250枚と1フォルダ


約400ページかきおろしマンガの原稿制作も、ついに250ページくらいまできた。
紙原稿なら厚さが数センチにも達するが、今回はデータ原稿なので1フォルダにおさまっている。
原稿を渡すのも、紙原稿時代なら編集者に直接手渡しするかバイク便に託すかだったが、データ原稿になってからはサーバにアップロードしたファイルを先方にダウンロードしてもらっている。
サーバに置いておけば万一の場合のバックアップにものなるので一石二鳥だが、もしもサーバがアウトになったらと考え始めると夜も寝られなくなる。
そんな時は「春日三球照代」の漫才のLPレコードを聴いて、心を落ち着かせようとしてみるが、全然落ち着かないので、さらにバックアップがてらグーグルドキュメントにもアップロードしておく。
もちろん手元のメインで使用しているMacと、サブで使用しているMacにも保存しておく。
ふと目についた古いiPodにも空きがあれば保存しておく…もうキリがない。

データとちがって紙原稿なら目に見える存在なので、かいてしまえばこっちのもの。ある日突然消滅することはない。
しかし、うっかりコーヒーを原稿にこぼしてビショビショにしてしまう可能性はある。
いったい紙原稿とデータとどっちがいいんだ〜、などと考えているとまたまた夜も寝られない…と言いつつ、毎日キッチリ9時間眠るのんきな漫画家生活を送る、やっと桜開花宣言が出た春の日々。

ところで、画像の右半分でハイパーカードを連想した人は、MacOSX以前からのユーザです。
たぶん漢字トークの頃からの。

2012年4月1日日曜日

博ボラ日誌その52 博物館ボランティアは首が凝る


どーやら、このブログを博物館スタッフの方もご覧になっているらしい。
そんなわけで、博物館に対してヒボーチュショーをしたと判断されたら、ボランティア登録抹消とゆー掟があるらしーので、気をつけねばならぬのおくやまけふこえて…。
しかし当ブログは、「博物館ボランティア担当のオネーさん方は、皆さんキレーなオネーサンばかり」とか、ヒボーチュショーとは正反対の内容だから、まぁ大丈夫でしょう。

とゆーことで、博物館ボランティアの1日は、午前10時に始まり、午後5時に終わる。
一日中ずっと立ちっぱなしなので、足にくるかと思ったらそーでもない。
そのかわりに、首にくる。
原因は首にいろんなものをかけすぎ。
まずはiPhone4S、次に博物館入館証、それにカードキー、そして単眼鏡。
それぞれに紐がついているので、1日たつとこんがらかってきて、知恵の輪状態になってしまう。
先日、久し振りにボランティア活動に参加したときも、終業のミーティング時間は、からまった紐をほどく作業で終わってしまった。
凝り対策に磁気ネックレスとも思うが、首にかけるものが増えると、さらにこんがらかりそうなので、これは得策ではない。

ところで全然関係ないけど、韓国語で「ネックレス」は「モッコリ」。
日本人に覚えやすい単語のひとつなので、覚えておくと何かの役に立つかもしれません。
さぁ皆さんご一緒に「モッコリ」!



2012年3月30日金曜日

きょうのオヤツはホドゥコァジャ


漢字の「胡桃菓子」のハングル表記をカタカナで表すとホドゥコァジャ。
字面からわかるようにクルミがモチーフのお菓子。
韓国土産ではなく、新大久保みやげ。
中にはアンコが入っていて、コーヒーにもよく合う。

ほんと、最近は新大久保に行くと、韓国にあるものはたいてい目にすることができる。
ざっと見たところ、ないのは鮒焼き(プンオッパンと言って、まっその〜鯛焼きです)くらいかも。
う〜ん、でも狭い路地にもここんとこどんどんお店が増えているから、すでにプンオッパンの店もあるかも。

2012年3月26日月曜日

博ボラ日誌その51 博物館でガチャポン!


こんとこ博物館ボランティア出席が滞りがちで、このままではクビになりそうな気配もあるので、この場を借りて博物館の催しを紹介をして罪滅ぼしの代わりにしてみたい。
というわけで、東京国立博物館140周年特別展「ボストン美術館日本美術の至宝」のオススメ。
内容に関しては、いろんな人がいろんな所で言及しているので、あえて触れない。
今回は、会場で販売されているグッズを紹介してみる。
「がちゃがちゃ」なのか「がちゃぽん」なのか、正式名称はわからないが、コインを入れてレバーをまわすとカプセルが出てくるアレが本展会場にも置いてある。
300円でひとつのカプセルが入手出来る。
写真のものは、額装タイプの「吉備大臣入唐絵巻」。
掛け軸タイプもある。

何が出るかは、その日の運次第。
祈りを込めつつ、がちゃがちゃがちゃ…。

2012年3月25日日曜日

水芭蕉バナナ


その昔、すくなくとも僕が小学生だった頃、バナナは高価だった。
まさに果物の王様だった。
そして21世紀、バナナは果物の王様の地位から滑り落ち、市井の果物として、平凡な日々を送っている。
時々、雑踏の中で見かけるバナナの後ろ姿からは、彼が数十年前に果物の王様として君臨していた輝きは感じられない。

それはさておき、実はバナナの皮がうまくむけない。
元々不器用な上に、子供の頃憧れたバナナ様に対する畏敬の念からか、思い切って皮がむけないのだ。
おそるおそるバナナを手にして、そ〜っと皮をむくもんだから、細いスジだけが手元に残ることがある。
思い切ってエイヤっと力を入れたら、先っちょだけがポロッととれてしまうこともある。
一番多いケースが、なんとなくひっぱったり押したりしていたら、バナナの皮の中央部がパカッと割れて、中身が飛び出してしまう状態。
手元にあるその姿は、夏がくれば思い出す遥かな尾瀬の、水芭蕉のようなバナナ。

2012年3月22日木曜日

博ボラ日誌その50 スタンプラリーで桜バッヂ


久し振りにトーハクボランティア。
展示も大きく変わり、この季節恒例の「さくらスタンプラリー」も始まっていた。
これは、新館内に5カ所用意されているポイントで台紙にスタンプを押すと、オリジナル缶バッヂがもらえる催し。
今年のバッヂは東京国立博物館140周年記念ということで『140th』の文字も記されている。
バッヂの大きさは、バッヂの下の名刺(東日本大震災復興応援チャリティー名刺)と比較して確認してほしい。

ところで、肝心の桜はこの冬の寒さの影響か、庭園内ではまだ全然見ることができない。
この催し、4月15日までだが、いくらなんでもその頃までには、桜も咲くとは思うが…。
それまでは、本館日本ギャラリーにたくさん展示してある、桜がテーマの浮世絵や書画でお楽しみあれ。

2012年3月19日月曜日

外出先の緊急地震速報で踏ん張ってみた!


ほとんど家にいる生活なので、3.11以来連日の地震も机の前で遭遇することが多い。
毎度のことなので、モニタが倒れないように手で支えて、おさまるのを待つ。
まぁ、今の所これでなんとかなっている。

これが外出先だと事情が変わる。
とある日の、夜9時頃に一人で橋の上を歩いていたところ、周囲はクルマの走行音でかなりうるさいのに、けたたましい音が胸ポケットから聞こえてきた。
一瞬何だかわからなかったが、iPhone4S の緊急地震速報サウンドではないか…外でこの音を聞くのは初めてだが、思いのほか大音量で不安になる。
しばらく後に地震が来るから備えよ、と言われてもどうしていいのか。
とりあえずふんばってみた!
そんでもって、このあたりは海にも近いし、津波が来たらどうするか考えた。
付近はデパートや銀行等のビルがあるが、夜なのでシャッターが降りていて中には入れない。
付近の高い所といえば、橋の欄干にある麒麟像くらいしかない。
万一の場合はアレにつかまろうと瞬時に判断したが、考えてみたら橋の上より道路の方がまだ足元がしっかりしていることに気付き、足早に橋を渡りきった。

そろそろ地震が来るかと身構えても、揺れは感じない。
路上で一人で踏ん張っていてもしかたないので、最寄りの地下鉄の駅に行ってみたら、地震後の点検でストップしている。
外だとあんまり揺れを感じないとよくいうが、たしかに体感はなかった。
しばらくして地下鉄は運行再開したが、またストップするかも知れないし、最悪地下トンネル内に閉じ込められる可能性もある。
ふと目についた駅構内にあるパン屋で非常食用のパン(閉店間際で40%オフ)を買い、おもむろに乗車する。
これだけの心構えで帰途についたが、その後は何事もなく、なんとか無事に帰宅できた。
出迎えた家人に「はい、お土産」と、パンを渡したら、いぶかしげなる顔つきで受け取るのだった。

2012年3月15日木曜日

東武ストアの純水を飲んでいる


いろんなスーパーで、このような水を無料で提供しているが、たいていの所は、水は無料でも、水を入れる容器は有料になっている。
これは東武ストアの純水というもので、2リットル入り420円。
1日5回利用出来るらしいので、10リットルまでゲットできる勘定になる。
放射性物質除去にも効果があるとの噂もあるが、どんなもんなんでしょうかね。

2012年3月13日火曜日

日本語版Siriにマンガ家らしい質問をしてみた


「何か面白いマンガの案ある?」と日本語版Siriに質問をしたら、「ウフフ」という音声で、こんな画面が。
軽くあしらわれてしまった。

2012年3月12日月曜日

『報道災害・原発編』と『ジャーナリズム性悪説』を読んでいる

いつもは、できるだけ関連の薄いジャンルの本を併読するようにしているが、現在はおもいっきり関連しているこの組み合わせを併読中。
とゆーわけで、3.11からの2年目が始まる。