50年以上使用していた固定電話を解約しました。
まぁこの10年くらい固定電話にかかってくるのは、迷惑セールス、音声自動アンケート、選挙投票依頼みたいなものがほとんどだったし、日常的には携帯電話で事足りているので、解約しても何も問題はないでしょう、たぶん。てなわけで、最初はNTTのWeb116から申し込んですぐに解約できると思ってたら、実はその前にやることがたくさんあった。
まずは、公共料金契約先に届けてある電話番号の変更届。とりあえず電気からと、何も考えずに電力会社のサイトにアクセスしたら、Webでは変更できなくて、どうやらカスタマーセンターに電話して手続きするシステムらしい。がっ、しかし!このカスタマーセンターの電話番号がすぐにはわからない。「カスタマーセンター問い合わせ」をクリックすると、受付時間やセンター混雑予想画面は表示されるのだが、肝心の受付電話番号が出てこない。「よくある質問コーナー」にも出ていない。そんなわけで、たぶんダメだろうなと思いつつ自動応答チャットで質問してみたら、案の定「チャットでは手続きできないのでカスタマーセンターにお問合せを」との御託宣で、また振り出しに戻った。
おそらくどこか、何度もクリックしてやっと辿り着けるような、サイトの深〜い所に、さりげなく電話番号が表示されてはいるのだろうが、わざと見つけにくい仕様のWebサイトにありがちな現象ではある。こんなことに時間をとられるのは無駄なので、とりあえずこの問題は置いといて、ガス会社の手続きにうつることにする。
ガス会社のWebサイトは、前述の電力会社と違い、とてもシンプルでわかりやすく、すぐに電話番号変更手続きができた。ここで気付いたのが、ガス会社で電気もまとめられるシステム。これを利用するに際しては、電力会社に何の連絡もしなくても大丈夫とのこと。と、ゆーことはガス会社で、ガスと電気をまとめてしまえば、あんなに手こずっていた電力会社の届出電話番号変更手続き作業をしなくていいのではないだろーか?説明文を熟読したら、やはりそれで問題ないようで、早速、ガス電気まとめの申し込みをした。結果、マイページにすぐに反映されて、ちゃんと「ガス電気まとめてサービス」のメニューができていた。
公共料金の次は、金融機関に届けていた電話番号変更手続き。この中では、一番簡単だったのが、意外にもゆうちょ銀行。どこにでもあるATMですぐにできた。銀行は、Webで受け付けるところ、支店内の専用ブースで自分で操作するところ、支店窓口で届出印鑑も持参するところ等々、千差万別。
さぁ、これで固定電話解約申し込みができるぞと思ったのも束の間、ふと思い出したのが生協メンバーカードに届けてある電話番号を固定電話で登録していたこと。生協Webサイトを見ると配達スタッフに申し込んでもいいらしいが、週に一度しか来ないので、もう一刻も早く固定電話解約をしたがってる身としては、それを待つのは耐えられない。そんなこんなで、近くの生協店舗に行ってメンバー情報変更届書をもらい、必要事項を記入して提出して一件落着。
で、無事に固定電話解約をしたのですが、その手順でちょっと疑問に思ったこと。NTTのWeb116で、解約したい電話番号、住所、氏名などを記入して、確認メール登録をするだけで、とても簡単なのはいいのですが、これって情報を知っている他人でも申し込めるんじゃないでしょうか。
申し込み時にメールアドレスを登録するのですが、解約確定後にこのメールアドレスに、最終確認用パスワードとアカウントIDと確認用URLが届き、その後このURLにアクセスして解約手続き終了です。
う〜む、これだと、情報を知っている第三者が勝手に解約申し込みをして、その第三者のメールアドレス宛に届いたURLでアクセスしても、実際の固定電話所有者には何の情報も届きません。そして、ある日、固定電話が通じなくなっていることに気づいてさあ大変!なんてことが起きても何の不思議もないような気がするんですが、どうなんでしょうか?NTTから解約する番号に電話をかけて解約の確認するとかしたほうがいいんじゃないでしょうかね。
まっ、その他いろいろありましたが、たかが固定電話を解約するのにこんなにエネルギーをつかうとは思わなかったよ。そうそう、50年前、固定電話加入時に支払ったナントカつ〜費用は返却されないもよう。
あ〜、ちかれたビー。